管理人のイエイリです。
賃貸不動産の物件情報をウェブサイトで検索すると、地図上にピンを立てて位置を示してくれるサイトも多くなってきたようです。
一戸建てや平屋建ての場合は分かりやすいですが、何十階もある超高層物件がひしめく都心では、ピン同士が重なり合ってどこにどんな物件があるのか分からなくなってしまいます。
そこで、北米で高層賃貸物件の情報提供を行うキューブ・シティーズ社(Cube Cities Group)はユニークな物件情報の仲介を行っています。
ナ、ナ、ナ、ナント、
グーグルアースの3Dモデル
上に、空きフロアや空き部屋を色分けして表示しているのです。
シアトルのダウンタウンの3Dモデル。手前のビルの窓が赤くなっているところなどが賃貸可能なフロア(資料:Cube Cities。以下同じ) |
現在、同社のウェブサイトでは、米国やカナダの16都市の賃貸物件をグーグルアースで紹介しています。その手順をご紹介しましょう。
まず、北米全体が表示されたところで都市を選びます |
次の都市内の地区を選びます |
フロアの床面積などの条件を入力すると、検索結果と検索された物件があるあたりの3Dモデルが表示されます。そして検討したいオフィスの窓の部分をクリックします |
すると賃料や貸主、連絡先などの詳細情報が表示されます |
という感じで、地図上にピンを立てるのとは違った分かりやすさで、物件を探すことができるのです。
詳細情報の中に「目」の形をしたアイコンがあります。「なんだろう、これは」クリックしてみたところ、
ナ、ナ、ナ、ナント、
その階の窓からの視点
に切り替わって、街並みを見下ろせるようになったではありませんか。
オフィスからの眺望も確認できる |
また、ウェブサイトや紙の資料から、街全体でどのような物件があるのかをざっと調べるのは難しいですが、グーグルアースを使った方式だと、町の3Dモデル全体を回しながら外から眺めることで、どこにどんな物件があるのかがすぐ分かります。
下のYouTubeのビデオで、どんな風に探せるのかを体験してみてください。
街全体のビルに散らばる膨大な賃貸物件がどこにあるのかも、すぐに分かります(YouTubeより) |
ちなみに、賃貸物件の情報掲載は1カ月ごとだとのことです。さすが北米、不動産屋さんも進んでますね。