BIMパーツも提供可能!パナソニックのネット見積もりシステム
2013年4月18日

管理人のイエイリです。

システムキッチンやバス、洗面台、トイレなどの住宅設備は、一見、同じ種類の製品でも高さや幅が様々で、設計や見積もりも大変です。

そこでパナソニックでは、インターネットで見積もりなどの作成ができる「アイハウズプラン(i・HOW'S PLAN)」という無料サービスを提供としています。

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「アイハウズプラン」のトップページ(資料:パナソニック。以下同じ)

システムキッチンなどの形式や設置する場所の縦横寸法、高さ、水栓や食器洗浄乾燥機などのオプションなどを画面に従って選んでいくと、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

図面やプレゼンボード

 

までPDFデータとして自動的に作成してくれるのです。

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「アイハウズプラン」で作成した見積書(上)と図面(下)の例

約1年前の2012年3月15日から、キッチンやトイレの3D施工例画像のクオリティーがグレードアップしました。現在、「アイハウスプラン」は毎月約5万件のサービスを実施しており、1時間に800件も見積書、図面、プレゼンボードの作成を処理しているそうです。

いったい、どんな使い勝手なのかを確かめるため、ビジネス会員のユーザー登録を行って実際に試してみました。

システムキッチンを例に、どんな感じで処理されるのかをご紹介しましょう。

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まず製品のグレードを選びます。ここではスタンダードの「S-CLASS」を選んでみました

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レイアウトプランを選びます。ここでは「L型」を選んでみました
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続いてシンクの位置や設置場所の縦横寸法、高さなどを選びます
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続いてカラーや水洗の種類、コンロの種類や追加オプションなどを選びます
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するとナント、希望小売価格と内訳まで出てきました。もちろん仕様もバッチリ決まっています
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そして帳票のPDFデータの作成が始まります。PDFのアイコンが出てきた帳票はその段階で開いたりダウンロードしたりすることができます

と、こんな感じで見積もりや図面がサクッと作れてしまうのです。多くのユーザーが愛用している理由が分かりました。

そこで、冒頭に書きました3D施工例画像のクオリティーアップですがプレゼンボードは次のようなものが出てきます。あれだけ細かく選んだ仕様に基づいて、ホンモノそっくりなCGが使われているのです。

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プレゼンボードの例。3D施工例。画像はリアリティーにあふれています

私が帳票作成のボタンをクリックしてから数十秒の間、

ナ、ナ、ナ、ナント、あの

 

3ds Maxがリアルタイム

 

でレンダリングを行い、この画像を作っているそうです。

驚くことに、裏ではこのCG画像のほか、3DのDXF形式やXVL形式のデータもちゃんと作られていて、BIMパーツとしての提供もできる体制が整っているのです。

ご存じのように、パナソニックは住宅設備を扱うエコソリューションズ社のほか、AVCネットワーク社、アプライアンス社、オートモーティブ社に分社化されています。

アイハウズプランはエコソリューションズ社の製品が対象になっていますが、今後、AV機器やエネファーム、EV・PHEV(電気自動車、プラグインハイブリッド社)などのスマートハウス関連や、ビル建材などまで対象が広がり、3Dデータが提供されると、BIMや3DCADを使う設計者の利便性が驚異的に高まるのではないでしょうか。

いよいよ、パナソニックのBIM戦略から、目が離せなくなってきましたね。

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