シスプロがArchiCADを販売!設備BIMソフト「DesignDraft」とも連携へ
2013年6月11日

管理人のイエイリです。

設備用BIMソフト「建築設備施工図CAD DesignDraft」をご存じでしょうか。このソフトを開発・販売しているのが川崎市に本社を置くシスプロです。

1998年に設立された同社は、以前からBIM用データ交換フォーマット「IFC」形式を開発するIAI日本のメンバーとして、仮想BIMコンペ「Build Liveシリーズ」の実施などにも積極的に参加してきました。

そのシスプロが、

ナ、ナ、ナ、ナント、グラフィソフトの

 

ArchiCADを販売

 

することになったのです。

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グラフィソフトジャパンのコバーチ・ベンツェ代表取締役社長(左)とシスプロの佐々木啓裕代表取締役社長(右)(写真:家入龍太)

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シスプロが販売することになった「ArchiCAD」の画面(資料:グラフィソフトジャパン)
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グラフィソフトジャパンのウェブサイト(左)とシスプロのウェブサイト(右)

去る5月17日、同社はArchiCADを発売するグラフィソフトジャパンと特約店契約を締結しました。

その結果、シスプロは、「ArchiCAD」や関連アプリケーション製品、サービスの販売と、同社の「DesignDraft」とのデータ連携、GDL(Geometric Description Language)によるBIMパーツデータの作成支援などを日本国内で営業展開します。

グラフィソフトはIFC形式によって他ベンダーのBIMソフトと積極的に連携を行う

 

「OPEN BIM」戦略

 

を推進しています。

一方、シスプロも前述のように長年、IAI日本でIFC開発に取り組んできましたので、“OPEN BIMつながり”によって今回の提携に至ったと考えられそうですね。

同社の「DesignDraft」は、これまで一部の大手企業を除いてあまりBIM界では知られていなかった面もあります。今回の提携をきっかけにArchiCADとのデータ連携が深まると、設備用BIMソフトとしての存在感や評価が高まっていきそうですね。

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DesignDraftの画面(資料:シスプロ)

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