BIMがバラエティー番組に登場!日テレ「世界番付」のシンガポール特集で
2013年8月19日

管理人のイエイリです。

日本テレビでは毎週金曜日の夜7時56分から、「ネプ&イモトの世界番付」というバラエティー番組を放送しています。「お風呂に入る時間」「離婚率」「親切な国」など全世界で起きていることを世界ランキングで順位付けし、司会のネプチューンやイモトアヤコらが面白くおかしく解説する番組です。

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日本テレビ「ネプ&イモトの世界番付」のウェブサイト(資料:日本テレビ放送網)

先週(8/16)の放送は「世界で見つけたニッポン番付 シンガポール編」として、番組の冒頭でシンガポールにおける日本の文化などを特集していましたが、建築界の関係者にとって見逃せない番組となりました。

というのは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

「BIM」が大々的に

 

取り上げられたからです。

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2013年8月16日の放送で取り上げられたBIM(画面写真:日本テレビ「ネプ&イモトの世界番付」より。以下同じ)

シンガポールでは「マリーナ・ベイ・サンズ」という新しい観光スポットが人気を集めています。そのランドスケープとなるのは高さ約200mの建物3棟の上に空中プールを橋桁のようにかけ渡したホテルです。

この空中プール部分はJFEエンジニアリングとシンガポールのヨンナム社が施工しました。この鉄骨の製作や組み立てを担当したのがヨンナム社の渡部孝さんだったのです。

番組では、「これがBIM」という大きな文字とともに構造設計用BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフト「Tekla Structures」で設計された複雑な鉄骨のBIMモデルが登場し、「3D設計ソフトを使った建設工程」という説明もきちんと紹介されました。

日本の“BIM元年”と言われた2009年から5年目となる今年、ついにBIMがバラエティー番組に取り上げられるまでになったのは、感慨深いですね。

Facebookでは、この番組を見たというBIM関係者から「業界向け以外のメディアで『BIM』を目にしたのは初めて」、「自分たちがかかわっている仕事がテレビで紹介されるとうれしい」、「応援していたインディーズバンドがメジャーデビューしたような感動」というコメントが多数寄せられました。

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「マリーナ・ベイ・サンズを作った日本人」として紹介されたヨンナム社の渡部孝さん

この番組の元ネタは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

当ブログの記事

 

だったようなのです。

2012年10月11日、私はシンガポール取材中に「大林組とヨンナムを直撃!BIMで勝負するシンガポールの日本人」という記事を書きました。

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2012年10月11日付けの記事ではヨンナム社の渡部さんとBIM活用を取り上げた

この記事が日テレ関係者の目に留まり、今回の番組に結び付いたようです。BIMもこれを機会に、一般の人やお施主さんに知られていくといいですね。日テレさん、いい仕事をしてくれて、ありがとうございます!

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