BIMと図面をiPadで!グラフィソフトが発売した「BIMx Docs」のサクサク度
2013年10月30日

管理人のイエイリです。

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフトで作成した3Dモデルや、現場でのニーズが高い図面を、iPadやiPhoneで見られるアプリはこれまでもありました。

しかし、3Dモデルと図面を見るソフトが別々だったり、同時に見られなかったりしたため、3Dモデルと図面の位置関係が今ひとつ、分かりにくいという問題もありました。

そこで、グラフィソフトジャパンはこのほど、iPad/iPhoneで動くArchiCAD用のBIMモデルビューワー「BIMx」を発売しました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

BIMモデルと図面を結合

 

し、1つの画面上に同時に表示できるのです。

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BIMモデル上に表示された図面(写真:家入龍太。以下同じ)

そのため、図面が建物のどの部分を表しているのかが、一般の人にもよく分かります。BIMモデルは3D空間で切断面の位置を自由に動かすことができます。

また、BIMモデル上に「ナビゲーションマーカー」という印を付けて図面にリンクを張ったり、図面を階ごとに整理した一覧表からリンクを張ったりすることができるので、必要な図面をすぐに開けます。

図面を拡大して見るときには、左上の全体図上に拡大表示している範囲が示されますので、“迷子”になる心配もありません。

また、クラウドサービスの「BIMx Transfer Site」にも接続することができ、現場など屋外でもスピーディーに最新のデータを取得できます。

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BIMモデルの切断位置は自由に動かせる(以下3点の画像:グラフィソフトジャパン)

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BIMモデル上にはナビゲーションマーカーがあり、指でタップするとその図面が見られる
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図面の拡大表示。左上の全体図に表示されている範囲が示される
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こんな感じで図面が見られます

10月25日に東京・有明で開催された建築イベント「Archi Future2013」で、実際にデモを見ましたが、

 

非常にサクサク動く

 

ので快適に使えそうでした。

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Archi Future 2013のグラフィソフトジャパンのブースで

ちなみに、「BIM Docs」には2種類があり、App Storeで買うことができます。お値段は1プロジェクトだけに使える「Function Pack for 1 Project」が500円(税込み)、プロジェクト数無制限の永久ライセンス「Function Pack for All Project」が5000円(税込み)です。

ArchiCADユーザーの方は、このアプリがあるとBIMがさらに便利に使えそうですよ。

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