管理人のイエイリです。
これまでの無線LANは、アクセスポイント同士を有線LANで結ぶ必要があったため、複数台の監視カメラをLANで接続して見る場合、回線や電源用の配線工事が必要でした。
そのため、マラソン大会や野外コンサートなどのイベントなどで、安全管理のために監視カメラを設置したくても、コストなどの面で難しい状況です。
こうした問題を解決するため、三菱電機は仮設用の「監視カメラ向け無線ネットワーク」を開発しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
監視カメラを置くだけ
で、無線LANネットワークが構築できるのです。
監視カメラにはバッテリーのほか無線LAN機能が搭載されています。
複数の監視カメラを並べていくと、その間で自動的に無線LANネットが構築され、全部のカメラが無線LANでつながるという仕組みです。
これには映像データをバケツリレー方式で伝送する「マルチホップ機能」を採用しています。
無線回線の状況に応じて伝送量を制御するので、映像の途切れを防止し、監視カメラネットワークの信頼性を確保できます。
とはいうもの、無線LANだと、電波状況によって通信がどのような状態になっているのかがわかりにくいのが難点です。
しかし、このシステムでは電波の強さや通信速度などを
タブレット端末で見える化
するので、障害が発生したとき、どのカメラ間でトラブルが発生しているのかが一目でわかります。
工事現場でも片側通行の道路工事区間の交通監視などで使えそうですね。今後の発売が期待されます。
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