スカイプで東京本社とコラボ!DVIの沖縄BIMセンターを突撃訪問
2015年2月20日

管理人のイエイリです。

東京・目黒区に本社を置くデジタルビジョン(以下、DVI)は、鹿島建設やミサワホームなどのBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)プロジェクトの推進支援などを行うため、沖縄県うるま市に「沖縄BIMセンター」を設置しています。

沖縄県の若者にBIMのスキルを教育した後、雇用し、発注者の仕様にあった施工図などをBIMソフトによって作成しています。同センターを昨日(2月19日)、突撃訪問してきました。

DVI沖縄BIMセンターの建物(写真:家入龍太)

DVI沖縄BIMセンターの建物(写真:家入龍太)

建物の玄関や各発注者の作業室のドアには、厳重なセキュリティーシステムが設置されています。そして館内某所のドアには、「鹿島建設沖縄BIMセンター」というプレートが張られていました。

鹿島建設沖縄BIMセンターのプレートが張られていた

鹿島建設沖縄BIMセンターのプレートが張られていた

いったい、どんな重々しい作業が内部で行われているのでしょうか。DVIの社員の方に特別に見学許可をもらい、ドアを開いてみると部屋の中央にあるテーブルを囲んで

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

若いスタッフが和気あいあい

 

と図面のチェックや修正作業を行っているではありませんか。

楽しそうに仕事するスタッフとモニターで参加するNさん(矢印)

楽しそうに仕事するスタッフとモニターで参加するNさん(矢印)

よく見ると、会議の輪の中にモニターがあり、時々スピーカーから音が聞こえてきます。会議に参加していた7人のうち、1人の女性はモニター画面に映ったNさんです。

一級建築士の資格を持つNさんはナント、東京にあるDVIの本社から、スカイプを使ってこの会議に参加していたのです。

「この部分はどう描いたらいいですか」とたずねる若いスタッフに、「特記仕様書をよく確認して」と、Nさんは身ぶり手ぶりを交えながらこたえます。

つまり、このモニターは常時スカイプのテレビ電話機能で東京の本社とつながっており、

 

沖縄と東京をつなぐ窓

 

として、コラボレーションに大きな役割を果たしていたのです。

会議が終わるとそれぞれの席でBIMでの作業を続行

会議が終わるとそれぞれの席でBIMでの作業を続行

そのリアリティーに感動した私は、Nさんのアップ写真を撮るべく、モニターの前でカメラを構えました。

すると、Nさんは私の意図を察したのか「やめて~」と、報道陣のカメラを遮るように手をかざしました。

カメラを構えた私を手でさえぎるNさん

カメラを構えた私を手でさえぎるNさん

本当にリアルなコミュニケーションができると感心した次第です。同センターでは他の部署でも、こうした方法で東京の本社とコミュニケーションをとりながら、業務を進めています。インターネットがあってこその仕事ですね。

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