管理人のイエイリです。
札幌市水道局の悩みは、雪が降り積もる季節の水道メーター検針です。
雪国で暮らしたことのない私ですが、雪をかき分けてメーターボックスを探し、水道の使用量を読み取る作業は、さぞかし大変だろうと想像します。
“難検針”とまで言われるこの作業を少しでも楽にしようと、アズビル金門(本社:東京都豊島区)は札幌市水道局と京セラコミュニケーションシステムの協力を得て、2017年8月30日から同11月28日まで、水道メーターの自動検針実証実験を行っています。
札幌市水道局管内に設置した電子式水道メーター約40台から、1日4回の通信で水道使用量のデータを取得する実験ですが、使っている回線は
ナ、ナ、ナ、ナント、
IoT向けの「Sigfox」
という、低価格で低消費電力、長距離無線通信が可能なネットワークなのです。
Sigfoxとは、フランスのSigfox社が2009年から提供しているIoT用のネットワーク規格で、LPWA(Low Power Wide Area)という省電力広域無線通信の一種です。
今回の実証実験では、従来のハンディターミナルで行っていた水道メーターの無線検針との効率比較や、Sigfoxネットワークの運用が可能かどうかを評価します。
そして、Sigfoxによって
札幌市内のどこまで
自動検針が可能なのかを見極めます。
もし、結果が良好なら、様々なライフラインや遠隔監視システムなどにSigfoxが活用できる可能性も広がってきそうですね。
しかし、実験期間が11月28日で終わりというのは、どうなんでしょうかね。せっかくなら、積雪による電波障害なども含めて実験してみたらいいのにと、素人ながら思った次第です。
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