フォトラクションでBIM活用! RevitやSketchUpに対応しウォークスルーも
2021年5月21日

管理人のイエイリです。

タブレットやスマートフォンで施工管理を行うフォトラクション(本社:東京都中央区)クラウドサービス「Photoruction」は、スーパーゼネコンから中小の専門工事会社まで、8万件以上のプロジェクトで導入されています。

8万件以上のプロジェクトで導入されている人気クラウドサービス「Photoruction」(以下の資料:フォトラクション)

工事写真の整理や管理のほか、CAD図面の閲覧から工程管理、検査支援、書類作成などの様々な機能で人気を博していますが、さらに画期的な機能が追加されました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

BIMモデルを開ける

ようになったのです。(フォトラクションのプレスリリースはこちら

PhotoructionでBIMモデルを開いたタブレットやスマホ

これはPhotoructionのオプションサービスとして開発された機能で、その名もズバリ、「Photoruction BIM」といいます。

RevitやSketchUpなどの代表的なBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)、3Dモデルをスマホやタブレットで見られます。

機能としては、建物内部を歩いたり天井裏などの細部を確認したりできる「ウォークスルー」や、各部材の仕様などを確認できる「プロパティーブラウザー」、レイヤーごとにモデルを表示できる「モデルブラウザー」などがあります。

建物内部を歩いて見られる「ウォークスルー」機能

各部材の仕様を確認できる「プロパティーブラウザー」機能

また、オブジェクトを分解して、納まりや施工手順を検討できる「分解モデル」という機能もあります。

BIMモデルを様々な切り口で切断して見られる「断面表示」機能

このほか、墨出しや品質管理に便利な機能として、

長さや角度の計測機能

も備えています。

墨出しや品質管理などに使える「計測」機能

気になる利用料金ですが、通常の月額料金に加えて、年間のBIMモデルのアップロード数に応じた従量課金になるとのことです。

現場でタブレットやスマホでBIMモデルを見られるアプリとしては、これまで、BIMソフトのベンダーが提供するものがほとんどでしたが、現場写真管理をベースにしたPhotoructionがBIMに対応したことで、「BIMモデルを見る」「BIMモデルを使う」立場でのBIM活用がぐっと広がりそうです。

今ある機能にプラスして、デスクトップ機の大型モニターに工事写真や図面、BIMモデル、360°パノラマ写真、点群データなどを同時に表示できるようになると、施工管理のテレワーク化もますます進むのではないでしょうか。

Photoructionは最近、“クラウドの中の人”による業務の外注サービス(BPO)や、ランドデータバンク(本社:東京都港区)との提携による工事費の立て替え払いサービスなど、人手不足対策や資金繰り対策などの機能も加わりました。

現場を対象にしたクラウドによるワンストップサービスも、ますます開発が進んでいきそうですね。

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