カーザロボティクスのロボット接客が大好評! 住宅展示場でお客さんもリラックス
2021年10月14日

管理人のイエイリです。

ケイアイスター不動産(本社:埼玉県本庄市)が2020年11月に設立した子会社、Casa robotics(カーザロボティクス。本社:群馬県高崎市)では、毎日、ヘッドホンを着けゲームコントローラーを持ってパソコンに向かう社員がいます。

ゲームコントローラーを持ってパソコンに向かうカーザロボティクスの社員(以下の写真、資料:ケイアイスター不動産)

仕事中にゲームで息抜きかと思いきや、パソコンの画面を見ると、なんやら住宅の室内の映像が映っています。

この社員の“表の姿”は、

ナ、ナ、ナ、ナント、

住宅展示場の案内ロボット

ミレルン」だったのです。(ケイアイスター不動産のプレスリリースはこちら

社員の表の姿は、住宅展示場の案内ロボ「ミレルン」だった

カーザロボティクスは、規格型平屋注文住宅の「IKI」を専門に販売しており、以前からすべての展示場にビデオ接客を導入していました。

そして2021年5月に「ミレルン」を群馬県内の熊谷展示場に導入し、6月にはリモート接客を行うための専門部署、ロボット部を設立したのです。

動きのあるロボット接客は部屋の中を歩き回りながら説明できるので、ビデオ接客に比べて案内できる範囲が広がります。

そして遠隔で接客する生身の社員も、親しみを感じる「ミレルン」になりきって、“ノリノリ”で案内します。そのためお客さんも、ロボットは中の人が操作していると知りつつも、緊張感を覚えることなく、ゆっくり自分のペースで内覧できるというわけです。

リモート接客はを希望するお客さんは6月以降、約3.3倍になり、現在では約4割まで増えています。そして受注件数に占めるリモート接客の割合は、9月には約36%にまで増えています。

カーザロボティクスでは、10月から展示場への「ミレルン」の導入を増やしていく計画です。

住宅展示場で接客する「ミレルン」。中の人もロボットになりきっている

規格型平屋注文住宅「IKI」のイメージ図

「IKI」の展示場は群馬県や栃木県、茨城県に12カ所あります。リモート接客システムの利点は、本社にいる社員が移動することなく

複数の展示場

で接客できることです。

複数の県にまたがって仕事をしながら「移動のムダ」「手待ちのムダ」が発生しないので、生産性は現地で接客する場合に比べてぐんと高まります。

また、出産・育児休業を経て小さな子どもを育てる社員も、ロボット接客なら時短勤務やテレワークなどで仕事に復帰しやすくなります。

少子高齢化による生産年齢人口の減少によって、日本では今後、人手不足が激化する一方です。ロボットに乗り移って現場で仕事をするスタイルは、生産性向上と働き方改革を両立する方法として、様々な業種や職種で活用されそうですね。

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