管理人のイエイリです。
多くの人々が働く工事現場で、危険箇所を「見える化」するために、安全看板をきめ細かく掲示しておくことは重要です。
安全看板の作成や掲示は、毎日、現場技術者が安全巡回する際に、「この場所にはこんな看板を張っておく必要があるな」と、野帳に場所と内容をメモし、事務所に戻ってからカタログで注文したり、イラスト集などを探して自作したりしています。
しかし、あとでメモしておこうとして忘れたり、事務所での作業が忙しかったら後回しになったりすることもありますね。
安全看板の作成をもっと楽に行えるようにしようと、西松建設はクェスタ(本社:埼玉県川口市)と共同で、スマホ用安全看板アプリ「ぱっと看板ナビ」を開発しました。
現場巡回中に、安全看板の設置が必要と気づいたら、その場でスマホを操作して必要な安全看板と掲示位置を選択すると、
ナ、ナ、ナ、ナント、
事務所のプリンター
でリアルタイムに印刷できるのです。(西松建設のプレスリリースはこちら)
同時に、看板を掲示する場所を示した「指示書」も出力したり、メールやチャットで事務所にいる職員に送信したりできるので、誰かに掲示をお願いすることも簡単です。
このアプリは、iPhoneやiPadのほか、macOS 11.0以降とApple M1以降のチップを搭載したMacに対応しています。
このアプリを使うことで、安全看板の印刷と指示書作成の時間は、
従来より50%も短縮
できるので、現場技術者の負担軽減や省力化が期待できます。
西松建設では今後、社内の建設現場で「ぱっと看板ナビ」の導入・普及を図るとともに、品質管理や作業指示の作成などにも機能拡張していく予定です。さらに社外への展開も検討していくとのことです。
こうしたアプリによって、夕方に現場から事務所に戻ってきて、残業時間に処理していた業務を、日中の時間内にこなすことができます。「早く帰る」を実践しやすくなり、2024年問題の解決にもいろいろと貢献しそうですね。