管理人のイエイリです。
ドイツのケルヒャー社(Alfred Kärcher SE & Co. KG)と言えば、世界最大手の清掃機器メーカーとして知られ、日本のホームセンターでも同社の黄色い高圧洗浄機などをよく見かけます。
ケルヒャーの日本法人であるケルヒャー ジャパン(本社:横浜市港北区)は、倉庫や工場など広い面積の床洗浄を行う自律走行型ロボット「KIRA B 50」を販売しています。
このロボットに着目した大成建設は、
ナ、ナ、ナ、ナント、
物流施設の建設現場
で実証したのです。(大成建設のプレスリリースはこちら)
これまでの家庭用やオフィス用のロボット掃除機は、工事の進捗に伴って日々刻々と変化する建築現場では、使いづらい面がありました。特に、物流倉庫のように床面積の広い現場は、日々の清掃が悩みのタネでした。
その点、「KIRA B 50」は、サイドブラシで汚れを中央に取り込み、本体下部のローラーブラシで除じんと洗浄を同時に行える高い洗浄能力と、洗浄ルートの設定やロボット操作を簡単に行える操作性があります。
そしてロボットの給水・排水・充電を自動的に行いながら、自律的に清掃範囲を拡大できる機能も持っています。
大成建設は2023年に、「T-CleanX」シリーズという2種類の床清掃ロボットを開発しました。
木片や釘など大きなゴミや粉じんなどを吸引できる荒清掃ロボット「ARAMECLEAN」(略称:あらめ)や、微細な粉じんを除去する中間清掃用ロボット「KOMAMECLEAN」(略称:こまめ)を開発済みです。
大成建設は「KIRA B 50」を、これらに続く清掃ロボットとして位置づけており、3種類の清掃ロボットラインアップで、建設現場の清掃作業のさらなる
効率化と省人化
を目指します。
これからの建設現場では、こうしたロボットが働きやすい施工計画や工程計画を採用することも、生産性向上のポイントになりそうですね。