インフォマティクスがGyroEyeのMagic Leap 2版を発売! ARヘッドセットを大幅に軽量化
2024年8月26日

管理人のイエイリです。

インフォマティクス(本社:神奈川県川崎市)は、現実の現場風景に仮想の3DモデルやCAD図面を同じスケールで重ねて見ながら、出来形確認や墨出し、干渉チェックなどの施工管理が行えるAR(拡張現実)システム「GyroEye」を開発・販売しています。

同社は2024年7月25日、その最新バージョンとして「GyroEye 2024.1.2」を発売しました。

「GyroEye 2024.1.2」による施工管理イメージ。現実の現場に将来、取り付けられる設備の3Dモデルを重ねて表示している(特記以外の写真、資料:インフォマティクス)

「GyroEye 2024.1.2」による施工管理イメージ。現実の現場に将来、取り付けられる設備の3Dモデルを重ねて表示している(特記以外の写真、資料:インフォマティクス)

上記の写真がその使用イメージですが、これまでと違っているのは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

Magic Leap 2

という新たなARデバイスに対応したことなのです。(インフォマティクスのプレスリリースはこちら

GyroEyeが新たに対応したARデバイス「Magic Leap 2」の構成。ヘッドセットとコンピュートパックが分かれている(写真:MagicLeap)

GyroEyeが新たに対応したARデバイス「Magic Leap 2」の構成。ヘッドセットとコンピュートパックが分かれている(写真:MagicLeap)

Magic Leap 2による現場でのAR施工管理イメージ

Magic Leap 2による現場でのAR施工管理イメージ

その特長はヘッドセットが大幅に軽くなったことです。GyroEyeが以前から対応していたMicrosoft HoloLens 2は重量が566gあるのに対し、Magic Leap 2のヘッドセットは半分弱の260gなのです。

軽量化の理由は、HoloLensが機能を丸ごと一体化しているのに対し、Magic Leap 2はヘッドセット部と計算処理を担う

コンピュートパック

に分かれているからです。

HoloLens 2版(左)とMagic Leap 2版(右)のヘッドセット装着イメージの比較

HoloLens 2版(左)とMagic Leap 2版(右)のヘッドセット装着イメージの比較

トータルの重量としては、ややMagic Leap 2の方が重くなるようですが、頭にかかるヘッドセットが軽くなると長時間の使用時も楽になるでしょう。

また、夏の暑い時期などはコンピュートパックを空調服の中などに装着しておくと、熱暴走を防ぐ効果もありそうです。

今回のバージョンアップで、GyroEyeの対応機器は、HoloLens 2、iPhone/iPad、Magic Leap 2となりました。ARによる施工管理や合意形成がますます普及していきそうですね。

●GyroEye 2024.1.2 MagicLeap 2の対応機能

GyroEye Webデータコンバーター ・AR/MR用のデータをWebブラウザー経由で変換することができるシステム
・対応データ
– 2D:DXF/DWG/MAN
– 3D:RVT/IFC/SKP/FBX/OBJ/DAE/3DS/DXF/MAN
※HoloLens 2/iOSデバイス/Magic Leap 2共通)
GyroEyeビューワー ・配置機能(ARマーカーによる1点、2点配置)
・複数基準点対応
・配置位置の調整機能
・レイヤ機能
・透過モード
※その他の機能については、今後のバージョンで順次対応
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