建設DX展に“バーチャル建機教習所”が登場! ドーム型スクリーンで視界180度、実機の遠隔操作も
2024年8月27日

管理人のイエイリです。

当サイト、建設ITワールドでは、2021年から展示会「JAPAN BUILD」内で開催される「建設DX展」で毎年、オモシロ展示を行っています。

毎回、建設IT関連企業のご協力を得て、2021年は「PLATEAUで遊ぼう!」、2022年は「デジタルツインで遊ぼう!」、2023年は「360度シアターで遊ぼう!」と、年々、レベルアップした展示を行ってきました。

そして、2024年もフォーラムエイトさん、ペーパードームさん、平賀建設さんの多大なるご協力を得て、これまでにないオモシロ企画が実現する運びとなりました。

そして8月初旬、東京都内某所に、フォーラムエイト製のモーションチェア付きコントローラーと、ペーパードーム製のドーム型スクリーンなどを持ち込み、展示物のテストを行いました。

ドーム型スクリーンの組み立て作業(以下の写真:家入龍太)

ドーム型スクリーンの組み立て作業(以下の写真:家入龍太)

ドーム型スクリーンの中心にモーションチェア付きのコントローラーを設置

ドーム型スクリーンの中心にモーションチェア付きのコントローラーを設置

いったい、これは何をする装置かというと、VR(バーチャルリアリティー)ソフト「UC-win/Road」で開発した建機シミュレーターの映像をドーム型スクリーンに投影し、

ナ、ナ、ナ、ナント、

180度映像と建機の振動

を体感しながら、超リアルに建機を操縦できる「バーチャル建機教習所」なのです。

オペレーターの目の前には、180度の視野が広がる。真横の障害物などもVRゴーグルなしで確認できるので安全かつ快適です

オペレーターの目の前には、180度の視野が広がる。真横の障害物などもVRゴーグルなしで確認できるので安全かつ快適です

これまでの建機教習所は、広い敷地がある郊外の教習所に出掛けて、実機に乗りながら練習する必要がありました。

その点、バーチャル建機教習所は、いつでも、どこでも練習できるので、アームやバケット、旋回などの基本操作を手軽に身に付けることができます。

また、常に180度の視界が広がるドーム型スクリーンの採用によって、VRゴーグルなしでも真横の障害物などを横目で見ながら作業できるので、長時間運転していても疲れないというメリットがあります。

展示では、こうしたドーム型スクリーンのメリットを生かして、

建機の遠隔操作

にもチャレンジします。

建機といっても、14分の1スケールのラジコンショベルですが、運転席に360度カメラを搭載しています。その映像をドーム型スクリーン内に投影しながら、同じコントローラーで操縦するので迫力満点です。

“現場”は折り畳み式プールの中に、木製の猫砂をまいて砂場やダンプカーなどを配置。ガチャポンすくいコーナーなどを設置し、砂をダンプに積んだり、ガチャポンをゲットしたり、障害物を避けて走行したりといったゲームも楽しめます。

折り畳み式プール内に再現した現場とラジコンショベル

折り畳み式プール内に再現した現場とラジコンショベル

運転席には360度カメラ「Insta360」を搭載し、映像をリアルタイム送信する

運転席には360度カメラ「Insta360」を搭載し、映像をリアルタイム送信する

ドーム型スクリーンに映し出されたラジコンショベルからの映像

ドーム型スクリーンに映し出されたラジコンショベルからの映像

上手な人がやると、ドーム型スクリーンからの遠隔操作で、ガチャポンのカプセルをダンプに積む作業も可能に

上手な人がやると、ドーム型スクリーンからの遠隔操作で、ガチャポンのカプセルをダンプに積む作業も可能に

2024年9月11日(水)~13日(金)、インテックス大阪で開催される建設DX展(大阪)の建設ITワールドブース(ブース番号14-15。6号館Aホール)では、本物のバックホーでの施工経験がある平賀建設の中村竜斗さんが、デモや運転指導を担当します。(詳しい展示内容、来場登録はこちら

ドーム型スクリーンによる建機の教習や遠隔操作にご興味のある方、バックホーの運転にチャレンジしたい方はぜひ、お越しくださいね。なお12月11日(水)~13日(金)は、東京ビッグサイトでも同様の展示を行います。

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