管理人のイエイリです。
明日(8/30、水)より、インテックス大阪で開催される「JAPAN BUILD」内の「建設DX展」で、当サイト「建設ITワールド」は、恒例の「オモシロ展示」にまたも挑戦します。
1年目の「PLATEAUで遊ぼう!」、2年目の「デジタルツインで遊ぼう!」に続き、3年目となる今回のテーマは、「360度シアターで遊ぼう!」というもの。
視野角190度のプロジェクターと、直径3mのドーム型スクリーンを組み合わせて、フライトシミュレーターやパノラマ点群、360度動画、BIMウォークスルーなどを映して、迫力満点の映像を楽しもうという企画です。
プロジェクターにはリビングCG(本社:東京都港区)の協力を得て、スペイン・broomx社製の「MK360+」を使用しています。四角い部屋でも、ドーム型スクリーンでも、手軽にパノラマ映像が楽しめます
一方、この巨大なドーム型スクリーンはどのように搬入したのかと、
ナ、ナ、ナ、ナント、
段ボール製のパーツ
を搬入し、狭いブース内で組み立てたのです。
このドーム型スクリーンは「ペーパードーム」というもので、多角形の面を組み合わせてドーム状にしたものです。スープスタジオ一級建築士事務所(本社:山形県長井市)が開発、販売しています。
直径1.5m~5m程度まで、様々な大きさや形のものがありますが、今回は展示会場に設置するため、全体に防炎加工を施し、金属製のボルト・ナットで組み立てる方式を採用しました。
その組み立ての過程は、まず、「基礎」となる底版をしっかり作り、その上に下段の段ボール製ドームをボルト締めしていきます。
大変なのは上半分のドームの取り付けです。ドームの部材を仮載せするために、ブース周辺にいた人に声をかけて手伝ってもらい、合計4~5人で作業を行いました。
また、ドームの内外をボルトナットで止めていくためには、ドームの内側にいる人と外側にいる人が呼吸を合わせて、ボルトを通したりナットを締めたりしていきます。
スクリーンとなるドームの内面は白ではなく、
あえてグレーを採用
しています。
その理由は、ドーム型スクリーンの場合、他の面からの反射光が強くなり、映像がぼやけてしまうためです。
完成したドーム型スクリーンに、MK360+プロジェクターを使って、現場を360度パノラマ点群で記録するMatterportの新聞工場内パノラマ映像(2023年4月25日のサクセスストーリー参照)や、BIMソフト「LUMION」のウォークスルー、超リアルなフライトシミュレーター「Microsoft Flight Simulator 2020」、そして様々な360度動画を投影してみました。
どれもドーム型スクリーンならではの「包まれ感」で、VRゴーグルとは違った迫力が味わえました。
イベントや合意形成の会議などで、BIM/CIMやVRをわかりやすく表現する新しい方法として、MK360+とペーパードームの組み合わせは使えそうです。ご興味のある方は、ぜひ、インテックス大阪の建設ITワールドのブース(6号館C 小間番号 16-31)にお越しください。