管理人のイエイリです。
「ラズベリーパイ(Raspberry Pi)」(以下、ラズパイ)は、小型のカードサイズでありながら、様々なセンサーや機器を接続して、手軽に高度な機能を実現できる組み込み型コンピューターとして幅広く使われています。
メカトラックス(本社:福岡市早良区)は、このラズパイを電源のない屋外でも手軽に使えるようにするラズパイ屋外稼働キットの新製品、「Pi-field Mini」を2024年6月3日に発売しました。
ラズパイを収めた防水箱の上に付いている黒い箱は「キューブ型電源ユニット」というもので、その外部の5面には、
ナ、ナ、ナ、ナント、
ミニソーラーパネル
が付いているのです。(メカトラックスのプレスリリースはこちら)
そのため、コンパクトな外観にもかかわらず朝夕の日が高くない時間帯でもきちんと発電し、その電力を内蔵のリチウムイオン電池に蓄え、ラズパイにも供給されます。
ソーラーパネルの出力は1枚あたり1Wで、リチウムイオン電池は6.6V、2.5Ahの仕様です。これにより、約120分間隔でラズパイを間欠動作させることが可能です。
防水・防じん性能は、防水ボックスが「IP66」相当、ソーラーバッテリー部は「IP55」相当となっています。
<キットの内容物>
・Raspberry Pi 4 Model B(RAM 2GB) |
またキットに含まれるRaspberry Pi 4 Model B、通信モジュールの「4GPi」、電源管理モジュール「slee-Pi 3」はユニット化されているため、開発やメンテナンス時には、
本体からの取り外し
ができます。
このほか現場に設置しやすいよう、パイプ取り付け用のクランプも別売りで用意されています。
気になるPi-field Miniのお値段ですが、2024年6月13日現在、12万8000円(税別。以下同じ)です。
このほか、大型のPi-field(21万8000円)、中型のPi-field Lite(18万8000円)も用意されていますので、気になる方は同社のオンラインショップをのぞいてみてはいかがでしょうか。