管理人のイエイリです。
建ロボテック(本社:香川県三木町)が開発・販売する「トモロボ」は、縦横の鉄筋が交差する部分を自動的に見つけて結束してくれるロボットです。
これまでは、橋梁の床版や床スラブなど水平に広がった部分の配筋作業で使われてきましたが、
ナ、ナ、ナ、ナント、
トンネル内壁の覆工
コンクリートの配筋にも使えるように、進化しつつあるのです。(建ロボテックのプレスリリースはこちら)
トンネル用の新型ロボットは、同社と大栄工機(本社:滋賀県長浜市)が共同開発中のもので、大栄工機の模擬トンネルでこのほど実験を始めました。
今回の新型ロボットはアーチ型レール上を走行する大栄工機の台車に、建ロボテックの結束モジュールを合体させた構造になっています。
トンネル内の覆工部分の鉄筋結束は、高所作業に加えて不安定な体勢での作業が続くため、作業員に大きな負担となっていました。
そこで、人は鉄筋の要所のみを固定して組み立て、このロボットが残りの部分を結束することで
人とロボットの共同作業
が可能になり、生産性向上と働き方改革が実現できるというわけです。
両社は今後、トンネル現場での実用化に向けた開発を鴻池組と共同で進め、完全自動化を目指します。
完全自動化によって、深夜帯に暗闇の現場で無人の結束作業が行えるようになり、さらなる工期短縮が実現できそうですね。
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