管理人のイエイリです。
杭やフーチングと梁が連続するビルの基礎工事などでは、小さくて複雑な穴をいくつも掘削する必要があります。
こうした工事にも、最近は3Dマシンコントロール機能を搭載したバックホーで、情報化施工を行う建設会社も出てきました。
しかし、事前に現場の3Dモデルを準備しておく必要があるのが、やや面倒という方もいらっしゃるでしょう。
そんな人におすすめなのが、日本キャタピラーの「Next Generationシリーズ」バックホーに搭載されている「インフィールドデザイン」機能による“次世代2D施工”です。
その名の通り、バックホーの運転席に装備されたモニター画面に
ナ、ナ、ナ、ナント、
スマホ感覚で断面図
を入力すると、その断面通りに正確に穴を掘ってくれるのです。
これまでの2D施工は1つの断面しか登録できませんでしたが、次世代2D施工は連続した複数の断面を入力できます。
断面の入力方法は2つあります。1つめはモニター画面上でCAD図面を描く要領で断面を入力していくものです。基準点からの距離や高さ、角度なども数値で細かく設定できます。
もう一つは、バックホーのバケットを既に掘った穴の各部に当てながら、「現場合わせ」で入力していく方法です。既に掘った穴を
いくつも「コピー」
して施工する場合にも便利に使えそうですね。
一度、入力した断面データは、保存しておき、後で再利用することも可能です。
次世代2D施工は従来のように丁張りがいらず、運転的の画面を見ながら掘るだけなので格段に上がるようです。
現場の3Dモデルを作るのは面倒だけど、情報化施工の高い生産性を生かしたいという場合に、気軽に使えそうですね。
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