国際航業が都市をオルソ画像化! 高精度3D空間情報と連携しスマホ点群の標定点にも
2026年1月19日

管理人のイエイリです。

都市部での工事や測量で、こんなモヤモヤを感じたことはありませんか?

「航空写真を買ったけど、ビルが傾いていて肝心な歩道が見えない」「スマホLiDARで点群は取ったけど、地図との位置合わせが大変」 「都市部だとGNSSが暴れて、図面やBIMと合わない…」

そんな“現場あるある”に応えて、国際航業(本社:東京都新宿区)が「高解像度オルソAPI」という新サービスの提供を2026年1月16日に開始しました。

その名の通り、

ナ、ナ、ナ、ナント、

都市を丸ごとオルソ画像

にしたデータを提供するサービスなのです。(国際航業のプレスリリースはこちら

高解像度オルソAPIで提供される画像のイメージ(以下の資料:国際航業)

高解像度オルソAPIで提供される画像のイメージ(以下の資料:国際航業)

横断歩道の白線もくっきり(左)。東京タワーも真上から見下ろせる(右)

横断歩道の白線もくっきり(左)。東京タワーも真上から見下ろせる(右)

オルソ画像とは、「地上の各点を真上から見下ろしたイメージ」の写真です。地上画素寸法5cmという超高解像度のため、ビルの周囲にある道路の白線や点字ブロック、マンホール、車止めまで視認できます。

さらに、NTTインフラネット(本社:東京都中央区)の高精度3D空間情報とも連携。オルソ画像上のマンホールなどの正確なグローバル座標もわかるのです。

これらのデータはWeb APIとして取得し、自社システムやアプリケーションに取り込めます。

ビルが傾いていないので道路と歩道の境界線やマンホールの位置がわかりやすい

ビルが傾いていないので道路と歩道の境界線やマンホールの位置がわかりやすい

5cmの高解像度なので地上にある様々な設備を視認できる

5cmの高解像度なので地上にある様々な設備を視認できる

APIによるオルソ画像や高精度3D空間情報などの提供イメージ

APIによるオルソ画像や高精度3D空間情報などの提供イメージ

そのため、スマートフォンのLiDARで点群計測するときにマンホールを写しこんでおくと、オルソ画像のマンホールを「標定点」として利用して、

グローバル座標系

に載せ、点群をGISやBIM/CIM、既存図面と位置合わせして使うことができるのです。

また、定期的に撮影されたオルソ画像を比較することで、都市内の変化も把握できます。

時期の違うオルソ画像を比較し変化した部分を抽出した例

時期の違うオルソ画像を比較し変化した部分を抽出した例

このサービスは、公共測量の代替となるほどの精度ではありませんが、施工計画や現況把握、維持管理といった工事関係の実務では、「これで十分」という精度と手軽さを提供してくれます。

スマホという身近なデバイスで取得した点群が、都市スケールのデジタル基盤とつながる。その意味で、高解像度オルソAPIは、簡易計測と高精度測量の“間”を埋める建設DXサービスと言えそうです。

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