U-20コンテストで入選!3D間取りソフトを高校生が部活で開発
2011年10月7日

管理人のイエイリです。

毎年10月は「情報化月間」として、経済産業省や内閣府、総務省、財務省、文部科学省、国土交通省の6府省が、情報化に関する普及・啓発を行っています。

10月3日、東京・丸の内の東京商工会議所ピル大ホールで「情報化月間記念式典」が開催され、情報化に貢献した個人6件、企業など4件、システム7件が表彰されました。

情報化促進貢献情報処理システムとして情報化月間推進会議議長表彰として表彰されたシステムには、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

フォーラムエイト

 

のハイウェイドライビングシミュレータも含まれていたのです。

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情報化月間推進会の牧野力議長(左)から賞状を授与されるフォーラムエイトの伊藤裕二代表取締役社長(写真:家入龍太)

基本ソフトとして同社のバーチャルリアリティーシステム「UC-win/Road」など市販ソフトを採用しているため、道路データベースなどの更新が従来に比べて7分の1程度の低コストでできることなどが評価されました。

建設関係ではこのほか、東日本大震災の被災前から様々な防災情報システムを整備していた宮城県気仙沼市(総務大臣表彰)や、震災時にカーナビの通行実績データを活用して「自動社通行実績・通行止め情報マップ」をWeb上で公開した非営利特定法人ITS Japan(国土交通大臣表彰)、中小の工務店や設計事務所向けにクラウドシステムを開発した住宅クラウドコンソーシアム(加藤善也理事長)の「住宅広場」(情報化月間推進会議議長表彰)などが表彰されました。

最後に、20歳以下の若者を対象に行われた「平成23年度U-20 プログラミング・コンテスト」(主催:情報化月間推進会議、経済産業省)で入選した作品10件の表彰が行われました。

団体部門で経済産業省商務情報政策局長賞を受賞した中には、千葉県立一宮商業高等学校電算部が開発した「The Plan of a House with 3D !!!」という作品も含まれていました。

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「平成23年度U-20 プログラミング・コンテスト」の団体部門に入選した千葉県立一宮商業高等学校電算部(写真:家入龍太)

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

間取りを3Dで表示

 

するシステムなのです!

平面図にメニューから畳や壁、窓枠などの部品をドラッグアンドドロップで配置し、カメラの位置を設定すると、すぐに間取り図が3Dで見られるというものです。

さらに、ローン計算機能も付いており、月々の返済額まで計算できるという実用性も備えています。

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方眼紙上に間取りの部品をドラッグアンドドロップ(資料:千葉県立一宮商業高等学校電算部。以下同じ)

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3D表示に切り替えると、間取り図が立体的に見られます
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ローン計算機能も搭載!

いや-、高校生が部活で住宅の3Dソフトを開発する時代になるとは驚きましたね。

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