ARとスマホで究極のサインに!来週、始まる「東京駅JR×AR」サービス
2012年4月12日

管理人のイエイリです。

大きな駅の構内や地下街で、待ち合わせ場所や土産物を買うお店の場所がなかなか分からなくて困った人も多いのではないでしょうか。

一方、施設管理者としてはできるだけ細かい情報を利用者に提供したいと思っても、ひんぱんに入れ替わる店舗の最新情報を看板にして更新する作業は、きりがないに違いありません。

こうした大規模な駅や地下街の不便を解消しようと、JR東日本は4月16日~6月30日まで、東京駅で画期的な駅構内の情報提供サービスを試行することになりました。

東京駅JR×AR」というサービスで、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

スマホとAR(拡張現実感)

 

を使って、今、自分がいる場所や向いている方向を起点として、周囲の情報が見られるのです。

東京駅構内の床面や柱の27カ所に「AR識別マーカー」を設置し、無料の「東京駅ARアプリ」をインストールしたスマートフォンのカメラ越しにこのマーカーを見ると、画面に付近のエキナカ店や立体的な駅構内地図などが表示される仕組みです。

自分の位置や向きを基準に、店舗などの位置が分かると、地図が苦手な人でもスムーズに目的地にたどり着けそうですね。

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ARマーカーによる情報取得のイメージ(写真・資料:JR東日本。以下同じ)

このほか鉄道の運行状況や目的地の駅までの経路検索、時刻表、駅構内図、鉄道路線図なども、スマホならではの便利さを生かして提供されます。

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左からトップ画面、路線図、経路検索の各画面

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左から駅構内地図、ショップリスト、おすすめ情報の各画面

既に、昨日(4/11)には

 

「東京駅JR×AR」の公式サイト

 

もオープンしており、3分ちょっとの動画でサービスの使い方を一通り見ることができます。

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「東京駅AR×JR」の公式サイト

こうした情報提供サービスがあると、案内地図がない場所で店の位置や、臨時で開催されるイベント会場までの行き先を調べたりするのにも便利そうですね。

さらに、店舗や路線が変わったときも、地図や看板の上からシールを張って修正する手間などもなくなりますので、施設管理者にとってもサービス向上とコストダウンの両面で便利に使え、将来は「究極のサイン」になる可能性を秘めています。

なお、対応機種はiPhone( iOS5.0、iOS5.1)とAndroid(OS2.2、OS2.3 ※OS3.xには非対応)です。来週から約2カ月半の間、東京駅に行かれる方は、ぜひ、試してみてくださいね。

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