管理人のイエイリです。
日本初の3Dプリンター住宅メーカー、セレンディクス(本社:兵庫県西宮市)は2022年に10m2タイプの「serendix10」(2022年3月9日の当ブログ参照)、2023年には50m2タイプ2人世帯向けの「serendix50」(2023年8月3日の当ブログ参照)を相次いで販売開始しています。
一方、ユーザーにとっては、3Dプリンターで建てた家に住んでみたいけど、利用できる住宅ローンが少なく、購入の制約となっていました。
そんな方に朗報です。同社の3Dプリンター住宅に使える住宅ローンが、
ナ、ナ、ナ、ナント、
オリエントコーポレーション
によって商品化されたのです。(オリエントコーポレーションのプレスリリースはこちら)
その名もズバリ、「3Dプリンター住宅ローン」というもので、セレンディクスが販売する3Dプリンター住宅の購入に利用できる日本で初めての住宅ローンです。今回は個人を対象とした無担保消費性ローンとして提供され、利用上限額は1,000万円、利用期間は15年となっています。
セレンディクスが販売する3Dプリンター住宅の価格は、2人世帯用の「serendix50」の場合、キッチンやバスルームなどの水回りを含めて税別550万円です。このローンの利用額や利用期間は、それに合わせてコンパクトに設定しています。
2024年5月中旬からは、法人や個人事業主向けにも小口事業性融資を開始予定で、上限金額は500万円、利用期間は最大で5年です。
実際にローンを提供するのは、地域の金融機関ですが、オリエントコーポレーション(以下、オリコ)が
金融機関に対する保証
を担います。
このローンを利用したい人はまず、オリコと提携しているクラウドローンのウェブサイトを通じて審査を申し込み、借り入れ可能な銀行について回答を得ます。その後、希望する銀行にローンを申し込みます。
セレンディクスは「車を買う値段で家を買える社会の実現」という企業理念を以前からブレずに掲げています。今回、実際に使える住宅ローンが誕生したことで、その目標にまた一歩、近づきました。