LISP、C#などでカスタマイズ可!高機能・低価格のDWG互換CAD「JDraf」
2013年4月26日

管理人のイエイリです。

建設IT界では、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)など3Dの話題で持ちきりですが、現場では依然として2次元CADが重宝されています。

特に建設業界では、AutoCADのオリジナルデータ形式である「DWG」を読み書き、編集、印刷できるCADが求められています。

そこで、今月(2013年4月)、設立されたばかりのCADベンダー「ジェイドラフ」は、新しいDWG互換の2次元CAD「JDraf」を発売することになりました。Windows 8/7/XP対応で、価格は2万8000円からとリーズナブルです。

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DWG互換の2次元CAD「JDraf」のパッケージ(写真・資料:ジェイドラフ。以下同じ)

この低価格にもかかわらず、LISP、C#、C、C++といったプログラミング言語で、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

フルカスタマイズが可能

 

なのです。

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「JDraf」の画面イメージ。AutoCAD クラッシック表示とよく似ています

画層、 レイアウト、外部参照など、AutoCADで作成した図面ファイルを正しく表示できるほか、R12形式から2013形式までの幅広いDWG形式を開くことができます。また、R12~2007形式までは書き出しも可能です。

また、日本語表現を行うJDraf専用日本語ベクトルフォントは、AutoCAD日本語ベクトルフォントと高い互換性を持っています。

パンフレットの機能星取り表を見たところ、“A社”のフルバージョンCADと比べても3D関係の機能を除けば「破損した図面の回復」や「PDFのアンダーレイとクリッピング」、「円弧寸法・折り曲げ寸法」、「ネットワークライセンス」など、かなり高度な機能を備えています。

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画層、レイアウト、外部参照,などAutoCADで作成した図面ファイルを正しく表示できる
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最新の2013から旧式のR12 まで、幅広いバージョンの DWG 形式に対応
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AutoCAD日本語ベクトルフォントと非常に高い互換性をもったJDraf 専用日本語ベクトルフォントを備え、日本語表現も万全

突如、彗(すい)星のように現れた2次元CAD、JDrafですが、これまでのDWG互換CADとは、どんなところが違うのでしょうか。

この疑問に答えるため、発売元のジェイドラフでは、5月29日に東京・秋葉原で、

 

発表会を開催

 

するそうです。

参加は無料で、ジェイドラフのウェブサイトで申し込みを受け付けています。DWG互換CADのコストダウンを図りたいと思っておられる方は、参加してみてはいかがでしょうか。

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JDraf発売元のジェイドラフのウェブサイト

医薬品の世界では、特許の切れた薬品の後発品である「ジェネリック薬品」が最近、普及しつつあります。JDrafも同様に“ジェネリックCAD”として、図面を扱う設計者や技術者に活用されていきそうですね。

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