管理人のイエイリです。
神奈川県藤沢市南部の東海道本線脇にあったパナソニックグループ工場の跡地で、「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(以下、略称Fujisawa
SST)」の建設が進められています。
総事業面積は約19haもあり、約600戸のスマートハウスと約400戸の集合住宅、商業施設、健康・福祉・教育施設からなる新しい街です。2018年度に完成予定です。
各スマートハウスは南向きの大屋根に太陽光発電システムを設置し、街の南端の道路沿いにある公共用地には「コミュニティソーラー」と呼ばれる公共の太陽光発電設備を設けます。
その結果、街全体の太陽光発電量は、
ナ、ナ、ナ、ナント、
約3メガワット
にも達するのです。つまり、街全体をメガソーラー化したというわけですね。
Fujisawa SSTでは電線類を地中化するとともに、各住戸が光を遮らないように配置されています。これも太陽光発電を助けます。
また風の流れをよくするために歩行者専用道路を設け、その脇には街路樹や各住戸の植栽を設けます。緑の連続性と風の流れをよくする工夫が凝らされています。
Fujisawa SSTでいよいよ住戸の販売が開始されることになりました。第1期販売分として、パナホームは「パナホームスマートシティFujisawa
SST」を34戸、三井不動産レジデンシャル「ファインコートFujisawa SST」を28戸、それぞれ2月15日(土)から販売開始します。
販売価格帯は約5000万~6500万円で、建築面積は約98~120m2です。スマートハウスは
ランニングコストが安い
ので、長期的なライフサイクルコストを考えるとお得かもしれませんね。
このほかFujisawa SSTにはカーシェアリングやレンタカー、サイクルシェアなどのモビリティー機能や、タウンカメラ47台を配置したセキュリティーシステムなどが設けられます。
そして専用ポータルサイトで、各設備の利用状況のほか、街全体の電力使用状況や街全体のCO2削減状況などの情報が提供されます。
このスマートタウンに対する関心は高く、両社には2013年9月の広告開始以来、合計3000件以上の資料請求があり、モデルハウスには既に1000組以上が来場したそうです。