管理人のイエイリです。
立体地図模型を作成するとき、フルカラーの3Dプリンターを使うと等高線や鉄道・道路、河川なども正確な位置に描き込んでくれるのでとても便利です。
しかし、フルカラーの3Dプリンターはサイズによって価格も数百万~数千万円もするので、自社で購入するのはまだまだ敷居が高いです。
そこで立体地図の作成を手がけているトラストシステム(神奈川県川崎市)は、好きな場所の立体地図模型を手軽に作れる「立体地図オンライン受注サービス」を開始しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
WEBサイトで注文
することができるサービスなのです。
立体地図模型の注文は専用サイトにアクセスし、製作範囲や縮尺、高さ倍率などを6つの画面で設定するだけです。最短で数分もあれば、注文が完了します。
立体地図の表面に張り付けるテクスチャーは、国土地理院の数値地図画像や標高段彩図などのほか、衛星画像や航空写真などを選べます。さらに陰影や傾斜度濃淡などの細かい注文も可能です。
すると、CGによって完成予想図を確認することができます。注文後、納品までの時間は約1週間から3週間です。
そして最後の画面で、すぐに製作に必要な価格が表示されます。試しに、神奈川県の芦ノ湖周辺の縮尺2万5000分の1の立体地図(幅452mm、奥行き368mm。テクスチャーは数値地図25000)を、高さ方向の倍率を3倍に設定して価格を見てみたところ、消費税込みで38万9896円となりました。
そこで、
高さ方向の倍率を1倍
に変えて価格をシミュレーションしてみたところ、金額は税込みで21万5569円と、半額近くまで下がりました。
どうやら、造形に使う材料の体積によって価格がかなり変わってくるようです。高低差が小さい模型は安く、逆に高低差が大きい模型は高くなりそうですね。
また、特注で縮尺や範囲の変更、造成地や採石場などの形状再現、建物や橋、ダムなどの構造物の追加製作にも応じてくれるので、現場周辺の立体地図化もできるのではないでしょうか。
価格のシミュレーションだけなら無料でできますので、自分の住んでいる場所や現場周辺など、いろいろと試してみましょう。