スマホで遠隔操作!準天頂衛星にも対応した工事用デジカメ「工一郎」
2014年6月3日

管理人のイエイリです。

オリンパスイメージングは、小型・軽量で防水・防じん・耐衝撃性と3拍子そろった工事現場用デジタルカメラ「工一郎」の最新版、「STYLUS TG-3 工一郎」(以下、TG-3 工一郎)を今年7月に発売することになりました。

7月に発売される「STYLUS TG-3 工一郎」の前面

7月に発売される「STYLUS TG-3 工一郎」の前面

背面(写真・資料:オリンパスイメージング。以下同じ)

背面(写真・資料:オリンパスイメージング。以下同じ)

今回も、実務ニーズにあった様々な改良や新機能が搭載されていますが、私が最も注目したのは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

スマホとの連携機能

 

が搭載されたことなのです。

TG-3 工一郎の本体にはWi-Fi(無線LAN)機能を内蔵しており、無料アプリ「OLYMPUS Image Share」(iPhone・iPad版Android版)をiPhoneやAndroid対応のスマートフォンにインストールすると、スマホがデジカメのリモコンに早変わりします。

そして、TG-3 工一郎のモニター画面をそのままスマホに転送して、ズームを操作したり、シャッターを切ったりすることができるのです。

TG-3 工一郎を棒やマジックハンドの先につけて高いところから現場や地形などを撮影したり、橋桁の裏などの点検用写真を撮ったりするのにも役立ちそうですね。

スマホでTG-3 工一郎を遠隔操作できる「OLYMPUS Image Share」の画面

スマホでTG-3 工一郎を遠隔操作できる「OLYMPUS Image Share」の画面

スマホのWi-Fiは屋外だと100mくらい届くようですので、最近、はやりのUAV(無人飛行機)に搭載して、空撮するのにも使えそうですね。

さらに電子コンパス機能では、(1)経度と緯度だけでなく、(2)気圧と水圧、(3)標高と水深、(4)日時のほか、(5)方位も確認できます。

充実した電子コンパス機能

充実した電子コンパス機能

もう一つ、大きく進化したのはGPS(全地球測位システム)の機能です。従来と同様に米国のGPS衛星だけでなく、

 

日本の準天頂衛星

 

であるQZSSや、ロシアのGLONASS衛星の電波も受信できるようになったのです。

そのため、測位精度が高まりました。PCアプリ「OLYMPUS A-GPS Utility」やスマートフォンアプリ「OLYMPUS Image Track」(iPhone・iPad版Android版)を使うと、インターネット経由で事前に衛星の軌道情報をダウンロードでき、衛星位置の測位時間が大幅に短縮できます。

また、TG-3工一郎で記録したGPSログと撮影した写真をWi-Fi通信によりスマートフォンに取り込み、地図上で一緒に表示することも可能です。

スマホアプリ「OLYMPUS Image Track」で見た写真とGPSログ

スマホアプリ「OLYMPUS Image Track」で見た写真とGPSログ

工事現場用デジカメの機能がこれだけ進化しているとは知りませんでした。時間があるときにでも、一つ一つ、試してみたいですね。

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