共同溝でも使える!JFEエンジが日本初の防爆タブレットを発売
2014年8月11日

管理人のイエイリです。

建設現場やメンテナンス現場では、タブレット端末が普及してきました。しかし、いまだにタブレットの恩恵が享受しにくい現場があります。それは、ガス配管が通る共同溝や石油プラントなど、爆発性ガスによる危険個所(防爆エリア)です。

これらの防爆エリアでは、爆発事故を防ぐために、現場に持ち込む電気機器は爆発を防止する構造の「防爆機器」を使用しなければならないからです。

そこで、JFEエンジニアリングは、防爆エリアでも使えるタブレット「LANEX-Tabletシリーズ」を、宮木電機製作所(京都府亀岡市)と共同開発しました。

8月6日に発売した第1号機の「LANEX-Tablet/m」は、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

iPad miniを防爆化

 

したもので、タブレット端末としては国内で初めて、公益社団法人 産業安全技術協会の防爆認定を取得したのです。

日本初の防爆型タブレットとなった「LANEX-Tablet/m」(写真:JFEエンジニアリング。以下同じ)

日本初の防爆型タブレットとなった「LANEX-Tablet/m」(写真:JFEエンジニアリング。以下同じ)

キャリングケースに収納した状態

キャリングケースに収納した状態

その特徴は、軽いことです。キャリングケースを含めても約900gと、欧米仕様の防爆タブレットに比べて約3分の1の重量です。

また、画面の操作性や通信性能は、一般のタブレットと同等の性能です。

タブレット端末や携帯電話は、通常の状態だと爆発の危険はないそうですが、落として内部がショートした場合などは危険です。こうした事故に備えて防爆仕様のものが必要なのだそうです。

気になるお値段ですが、「engaget日本版」の記事によると、iPad mini(16GB、Wi-Fiモデル)を含めて、

 

85万円

 

とのことです。

JFEエンジニアリングは引き続き、iPad AirやiPhoneを防爆化した製品開発も進めていきます。

同社はこれまでも様々な“防爆IT製品”を開発・販売してきました。例えば、防爆型のIP携帯電話やアクセスポイント、IPカメラなどです。

防爆仕様の製品が充実すると、石油プラントや共同溝などの維持管理作業が効率化されますね。

防爆型アクセスポイント「LANEX-AP0200」

防爆型アクセスポイント「LANEX-AP0200」

防爆型指向性アクセスポイント「LANEX-AP1100」

防爆型指向性アクセスポイント「LANEX-AP1100」

防爆型IP携帯電話「LANEX-TL10」

防爆型IP携帯電話「LANEX-TL10」

防爆型IPカメラ「LANEX-CM01」

防爆型IPカメラ「LANEX-CM01」

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