管理人のイエイリです。
大ヒットの住宅デザインソフト「3Dマイホームデザイナー」を展開するメガソフトは、同ソフトの技術を生かして、インテリアデザイン分野向けの「3Dインテリアデザイナー」やオフィスデザイン向けの「3Dオフィスデザイナー」、店舗レイアウト向けの「3D飲食店プランナー」など、様々な業界向けの製品を開発・販売しています。
同社は8月26日、この戦略に沿った新製品として、「3D医療施設プランナー」を発売しました。
手術台やリハビリ機器、歯科用のイスといった医療施設の専用パーツを、
ナ、ナ、ナ、ナント、
500点以上も収録
しているのです。
その他のパーツを含めると、約3700点の3D素材が収録されています。
3Dインテリアデザイナーと同様に、医療施設の平面図を描いてパーツをドラッグ・アンド・ドロップで配置していくだけで、リアルな医療施設の3Dモデルが作れます。
収録されている3Dパーツは編集可能で、パーティションやキャビネット、板金の作業台などは、建物のサイズに合わせてウィザード形式で希望する大きさのものを作れます。
また、建物の平面図はDXF形式のCADデータを下絵として読み込み、壁や床などの線をマウスでクリックしてなぞるだけで3Dの躯体を入力できます。
操作は簡単で、営業マンでも使えます。そのため、打ち合わせの場で、医療機関の施主の希望や条件を機器ながら、これから作る医療施設のイメージをどんどん具体化していくことができますね。
そこで問題となるのが、いったいいくらでこの施設を建設することができるのかという話です。通常だと持ち帰って見積もりをしてきますということになります。
その点、このソフトでは、
3Dパーツに価格情報
を属性情報として登録することができるようになっています。
そのため、3Dモデルを作ったら、即座に数量表や価格表などを自動集計できます。こうなると、まるでBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ですね。
BIMの活用対象として、医療施設は非常に注目されています。お施主さんの夢を膨らませて、工事の受注につなげ、さらにBIMによる設計・施工の第一歩として、このソフトがあると便利かもしれませんね。気になるお値段は9万8000円(税別)です。