管理人のイエイリです。
建設現場では、工事中の騒音が住民トラブルの原因になることがあります。
しかし、地元説明会で「このあたりの騒音はどのくらいになるのか」と聞かれても、街なかの工事だとビルの配置などが影響するため、簡単には答えられません。
従来の騒音解析は専門知識と専用ソフトが必要なため、外部コンサルタントに依頼するしかなく、初期段階での検討や住民への説明が後手に回りがちでした。
こんなお困りごとを解決するため、応用技術(本社:大阪市北区)は、Webベースの環境シミュレーション「まちスペース」に、「騒音解析」機能を追加しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
「PLATEAU」都市モデル
上で複雑な騒音解析が無料で体験できるのです。(応用技術のプレスリリースはこちら)
「まちスペース」とは、国土交通省が無料公開している3D都市モデル「PLATEAU」のデータを使い、Webブラウザー上で様々な環境シミュレーションを行えるシステムです。2025年11月現在、同社は「日影シミュレーション」と「騒音解析」の機能を期間限定で無料公開しています。
操作はシンプルで、解析範囲と騒音源の位置・レベル、高さを設定するだけ。AIではなく物理式に基づいた計算で、高精度な結果を即時に得られます。
代表的な建設機械の騒音レベルがプリセットされており、リストから選ぶだけで解析できます。また、遮音壁を配置して騒音の広がりをどの程度抑えられるかを3D空間で確認できるため、対策効果の検証も容易です。
イエイリも無料アカウントを取得して、東京駅八重洲口付近での工事騒音シミュレーションを行ってみました。
解析結果はWeb上で共有でき、建設会社や設計会社、住民、自治体が同じ画面を見ながら合意形成を進められます。これにより、環境説明の「見える化」が一気に進み、トラブル防止や業務効率化につながります。
応用技術では、2025年8月20日に建物壁面の日影解析サービスを公開し、同10月30日に騒音解析サービスを追加しました。
まちスペースのウェブサイトでは、さらに
風解析や振動解析
なども「開発中」となっているので、今後、様々な解析が簡単に行えるようになりそうです。
「まちスペース」は現在、東京23区内と大阪市内を合わせて、政令指定都市、県庁所在地を中心に全28都市域に対応しています。近く、有料プランも公開されるようです。
市街地での風の流れや騒音の広がりなどを解析するためには、多数の建物や構造物を3Dモデル化して入力する膨大な手間が必要でしたが、PLATEAUのデータを使うことでスピーディーに解析ができ、合意形成もスムーズに進みそうですね。
























