3Dモデルを360度写真上にカンタン配置! きもとが新プレゼンツール「Eye-Con360」を発売
2025年6月2日

管理人のイエイリです。

実際の現場風景の写真に、構造物や建物のモデルを重ねて「グルグル」回して見るプレゼンテーションは、設計段階でも完成後のイメージがよくわかります。

ただ、こうしたプレゼンを行うためには、現場の点群データやBIM/CIMモデルを用意して、その中に3Dモデルを配置するといった手間ひまやスキル、そしてハイスペックなハードやソフトが必要でした。

こうしたプレゼンをもっと手軽に行えるようにするため、きもと(本社:三重県いなべ市)は、エイト日本技術開発(本社:岡山県岡山市)と「Eye-Con360」という新しいプレゼンツールを開発し、このほど発売しました。

構造物の3Dモデルを点群ではなく、

ナ、ナ、ナ、ナント、

360度写真と一体化

して、グルグル回すプレゼンを可能にする画期的なアプリなのです。(きもとのプレスリリースはこちら

構造物の3Dモデルを360度写真と一体化するアプリ「Eye-Con360」のイメージ(以下の写真、資料:きもと)

構造物の3Dモデルを360度写真と一体化するアプリ「Eye-Con360」のイメージ(以下の写真、資料:きもと)

使用するのはデータ容量が小さい360度画像と3Dモデルだけなので、ハイスペックなパソコンは必要ありません。

現場の風景と3Dモデルの位置合わせも、煩雑な公共座標系などを使う必要はありません。直感的なスライダーで3Dモデルの「距離」「大きさ」「回転」「伸縮」を調整するだけなので、初めての人でもすぐに操作できます。

画面上に表示されたスライダーで3Dモデルの位置やサイズなどを簡単に調整できる

画面上に表示されたスライダーで3Dモデルの位置やサイズなどを簡単に調整できる

各スライダーを動かしながら、3Dモデルを360度写真上に張り込んでいく作業過程

各スライダーを動かしながら、3Dモデルを360度写真上に張り込んでいく作業過程

同じ視点で複数案の3Dモデルを切り替えてデザインや視認性などの比較検討を行ったり、道路や河川の占用申請の説明資料、土砂災害などの現場記録と早期復旧計画のシミュレーションなどを、だれでもスピーディーに行えるのが特徴です。

さらに橋梁や架設構造物などの整備イメージに

太陽光や影を反映

させて、日照を確認することもできるのです。

外部サーバーやクラウドサービスに接続せずに使えて、データはローカルに保存できるのでわかりやすいです。また無償のビューワーが用意されているので、発注者や自治体など専用ソフトを持たない関係者もスムーズにデータを確認してもらえます。

現場の写真と建物のCGを合成するフォトモンタージュは以前からありましたが、360度写真との合成はこれまでにない新しい試みですね。

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