管理人のイエイリです。
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を使った学生対象の仮想コンペが11月に栃木県を舞台に開催されることになりました。
「マロニエ学生BIM設計コンペティション」というもので、とちぎ建設技術センターと栃木県建築士事務所協会が主催します。昨年に引き続き2回目の開催となります。
参加資格は全国の大学、大学院、専門学校に現在在籍している学生ですが、老舗のBIM仮想コンペ「Build Live Japan」のように、チームでのエントリーは認めていません。
ナ、ナ、ナ、ナント、
個人で48時間を戦う
という過酷なものなのです。
ルールは、指定のBIMソフト「ARCHICAD」(学生版、無料ダウンロード可)を使い、48時間で課題に従って建築デザインを作成します。そして3次元モデルデータだけを提出するペーパーレス方式です。
エントリーは11月6日、午後11時59分までエントリー用のウェブサイトで受け付けています。
11月13日の正午に敷地周辺の3Dデータや設計条件などが公開され、コンペがスタート。2日後の11月15日の11時59分が作品の提出期限です。
審査は提出された3次元モデルデータをモニターで操作し、作品を評価します。そして11月29日に宇都宮市内のホテルで審査結果の発表と表彰式が行われます。
昨年の第1回は宇都宮市内に建設する多目的展示ギャラリーが課題となりました。その入賞作品を見てみましょう(作品画像は「第1回マロニエ学生BIM設計コンペティション」ウェブサイトより)。
■ 最優秀賞(隈研吾賞):山本尚平さん(芝浦工業大学 4年)
■ 優秀賞(内山美之賞):中村達也さん(芝浦工業大学大学院 1年)
■ 優秀賞(池田靖史賞):古賀直人さん(宇都宮大学大学院 1年)
■ 優秀賞(とちぎ建設技術センター理事長賞):中岡進太郎さん(宇都宮大学大学院 1年)
■ 優秀賞(栃木県建築士事務所協会会長賞):冨谷 亮介(東京都市大学 3年)
第2回となった今回は、審査委員には山梨知彦氏(日建設計執行役員)、工藤和美氏(シーラカンスK&H代表取締役)、池田靖史氏(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科教授)、渡邉伸宏氏(とちぎ建設技術センター常務理事)、佐々木宏幸氏(栃木県建築士事務所協会会長)と、豪華メンバーが名を連ねています。
また、後援団体も栃木県、宇都宮市、栃木市のほか、日本建築学会関東支部、栃木県建築士会、栃木県建設産業団体連合会、栃木県建設業協会、栃木県設備業協会、宇都宮大学、足利工業大学、小山工業高等専門学校、宇都宮ケーブルテレビ、栃木ケーブルテレビが名を連ね、
栃木県挙げてのイベント
となっています。
全国どこからでも参加できます。BIMにチャレンジ中の学生さんは、ぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。