管理人のイエイリです。
建設業界ではここ数年、建設用3Dプリンターの活用が注目を集めています。
一方、多くの会社が「使ってみたいけれど価格が高い」「運用ノウハウがなく不安」といった理由で、なかなか手を出せない状況が続いていました。
特に中小企業にとっては、数千万円の設備投資は大きなリスクになる上、専用の設置スペースや運用体制も必要で、まさに“憧れの技術”と言ってもよいでしょう。
そんな中、西尾レントオール(本社:大阪市中央区)は、Polyuse(本社:東京都港区)と協業し、Polyuse製の3Dプリンター「Polyuse One」を
ナ、ナ、ナ、ナント、
レンタルでの提供
を開始することになったのです。(西尾レントオールのプレスリリースはこちら)
このサービスによって、建設会社は3Dプリンターを購入せずに、必要な期間だけ借りて使えるようになりました。
現場に持ち込めば、幅約3m、奥行き約2.5m、高さ約1.9mの範囲でコンクリート構造物を造形できます。
基礎フーチングの埋設型枠や曲線側溝、護岸の擬石ブロックなど、従来は型枠が必要だった部材をデータから直接造形でき、省人化や工期短縮に直結します。
ちなみに、Polyuse Oneの購入価格は3000万円(税別)で、「まず試したい」企業にとってはハードルの高い投資です。
■Polyuse One 主な仕様
| 3Dプリンタサイズ(全幅/奥行/高さ) | 展開時:3,980×3,590×2,650mm 折りたたみ時:4,300×1,220×1,310mm |
|---|---|
| 造形サイズ(全幅/奥行/高さ) | 3,000×2,500×1,900mm |
| 3Dプリンタ重量 | 560kg |
| 据付・解体時間 | 5分(展開時間・折り畳み時間共に) |
| 電源 | 三相200V 50A / 単相100V 15A |
| 可搬性 | キャスター移動可能 |
レンタルの方法は2つあり、1つめは3Dプリンターだけをレンタルし、現場近くに設けた作業場所で部材を造形する「ニアサイト方式」です。
2つめは、3Dプリンターとともに部材の製作スペースもレンタルする
オフサイト方式
も用意しています。
これは、レンタル期間中だけ自前の「小さなプレキャスト工場」を持つようなイメージで、特殊部材の量産が可能になります。
現場で構造物の基礎を施工するのと並行して、このスペースでブロックや曲線部材を製作し、現場では据え付けるだけにできるため、工期短縮や省人化に大きな効果を発揮します。
どちらのレンタル方式でも、設計データの作成や材料購入については、Polyuseが相談になってくれるそうです。
3Dプリンター建設がレンタルで使えるようになったことで、「特別な技術」から「身近な技術」へ進化し、建設DX(デジタルトランスフォーメーション)を加速する大きなターニングポイントになりそうですね。
この3Dプリンターは、西尾レントオールが2025年11月28日~30日の3日間、大阪・森ノ宮で開催する「新しい建機展2025-ミライ建機ランド-」で展示し、リアルタイム出力デモも行われます。興味のある方は出掛けてみてはいかがでしょうか。






















