建設用3Dプリンターがぐっと身近に! 西尾レントオールとPolyuseが連携しレンタルサービスを開始
2025年11月28日

管理人のイエイリです。

建設業界ではここ数年、建設用3Dプリンターの活用が注目を集めています。

一方、多くの会社が「使ってみたいけれど価格が高い」「運用ノウハウがなく不安」といった理由で、なかなか手を出せない状況が続いていました。

特に中小企業にとっては、数千万円の設備投資は大きなリスクになる上、専用の設置スペースや運用体制も必要で、まさに“憧れの技術”と言ってもよいでしょう。

そんな中、西尾レントオール(本社:大阪市中央区)は、Polyuse(本社:東京都港区)と協業し、Polyuse製の3Dプリンター「Polyuse One」を

ナ、ナ、ナ、ナント、

レンタルでの提供

を開始することになったのです。(西尾レントオールのプレスリリースはこちら

レンタルで提供される建設用3Dプリンター「Polyuse One」(以下の写真、資料:西尾レントオール)

レンタルで提供される建設用3Dプリンター「Polyuse One」(以下の写真、資料:西尾レントオール)

このサービスによって、建設会社は3Dプリンターを購入せずに、必要な期間だけ借りて使えるようになりました。

現場に持ち込めば、幅約3m、奥行き約2.5m、高さ約1.9mの範囲でコンクリート構造物を造形できます。

基礎フーチングの埋設型枠や曲線側溝、護岸の擬石ブロックなど、従来は型枠が必要だった部材をデータから直接造形でき、省人化や工期短縮に直結します。

ちなみに、Polyuse Oneの購入価格は3000万円(税別)で、「まず試したい」企業にとってはハードルの高い投資です。

3Dプリンターのメリット

3Dプリンターのメリット

3Dプリンターによる施工例

3Dプリンターによる施工例

■Polyuse One 主な仕様

3Dプリンタサイズ(全幅/奥行/高さ) 展開時:3,980×3,590×2,650mm
折りたたみ時:4,300×1,220×1,310mm
造形サイズ(全幅/奥行/高さ) 3,000×2,500×1,900mm
3Dプリンタ重量 560kg
据付・解体時間 5分(展開時間・折り畳み時間共に)
電源 三相200V 50A / 単相100V 15A
可搬性 キャスター移動可能

レンタルの方法は2つあり、1つめは3Dプリンターだけをレンタルし、現場近くに設けた作業場所で部材を造形する「ニアサイト方式」です。

3Dプリンター本体のみをレンタルする「ニアサイト方式」

3Dプリンター本体のみをレンタルする「ニアサイト方式」

2つめは、3Dプリンターとともに部材の製作スペースもレンタルする

オフサイト方式

も用意しています。

3Dプリンターと製作スペースをレンタルする「オフサイト方式」

3Dプリンターと製作スペースをレンタルする「オフサイト方式」

これは、レンタル期間中だけ自前の「小さなプレキャスト工場」を持つようなイメージで、特殊部材の量産が可能になります。

現場で構造物の基礎を施工するのと並行して、このスペースでブロックや曲線部材を製作し、現場では据え付けるだけにできるため、工期短縮や省人化に大きな効果を発揮します。

どちらのレンタル方式でも、設計データの作成や材料購入については、Polyuseが相談になってくれるそうです。

3Dプリンター建設がレンタルで使えるようになったことで、「特別な技術」から「身近な技術」へ進化し、建設DX(デジタルトランスフォーメーション)を加速する大きなターニングポイントになりそうですね。

この3Dプリンターは、西尾レントオールが2025年11月28日~30日の3日間、大阪・森ノ宮で開催する「新しい建機展2025-ミライ建機ランド-」で展示し、リアルタイム出力デモも行われます。興味のある方は出掛けてみてはいかがでしょうか。

(Visited 1 times, 1 visits today)

Translate »