長大ジェットコースターも登場!小中学生がプロ用VRソフトに挑戦
2016年1月7日

管理人のイエイリです。

冬休みもそろそろ終わりという1月5日と6日、フォーラムエイトは小中学生を対象としたジュニア・ソフトウェア・セミナー「バーチャルな3次元空間を作ろう!」を開催しました。

子ども向けセミナーとはいえ、使うツールはプロ用です。同社のバーチャルリアリティー(以下、VR)ソフト「UC-win/Road」をつかい、リアルなスケールで、テーマパークや街並みなどを子どもたち自身が作るという企画です。

1月5日と6日に開催されたセミナー。まずは電車の運転でウオーミングアップ。フォーラムエイト東京本社にて(以下の写真:家入龍太)

1月5日と6日に開催されたセミナー。まずは電車の運転でウオーミングアップ。フォーラムエイト東京本社にて(以下の写真:家入龍太)

2日目の午後、同社東京本社のセミナールームを直撃しました。プロ用のソフトだけに、果たして使いこなせるのかを心配していましたが、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

大人顔負けのVR作品

 

の数々を制作中だったのです。

各自でマウスを操作し、VR作品を制作する子どもたち

各自でマウスを操作し、VR作品を制作する子どもたち

UC-win/Roadは道路や街並みをVRで表現するソフトですが、人気だったのは鉄道を作る要領でジェットコースターを作る作業です。

例えば、ある子は全長15kmのジェットコースターを街中に建設していました。

全長15kmのジェットコースターに試乗中。猛スピードでビルの中を駆け抜ける

全長15kmのジェットコースターに試乗中。猛スピードでビルの中を駆け抜ける

東京ビッグサイトの上空にジェットコースターを建設した中学生も

東京ビッグサイトの上空にジェットコースターを建設した中学生も

中には全長80kmものジェットコースターを建設した子もいましたが、切り土や盛り土の計算中にソフトがフリーズしてしまいました。まさに、UC-win/Roadの限界に挑戦するプロジェクトの数々です。

全長80kmのジェットコースター設計中にハングアップしたパソコン

全長80kmのジェットコースター設計中にハングアップしたパソコン

また、建物では東京スカイツリーが人気です。同社のクラウドシステムから、東京スカイツリーの3Dモデルをダウンロードしてきて、ツインタワー化したり、街中に建てたりと、スケールの大きな街並みを作っていました。

ツインタワー化された東京スカイツリー

ツインタワー化された東京スカイツリー

一方、細部にこだわった作品をありました。「レゴブロック」が好きだという女子は、テーマパークの周囲にレンガ塀の3Dモデルを入念に配置していました。

入念なレンガ塀の配置作業

入念なレンガ塀の配置作業

わからないときだけ、お兄さんやお姉さんが丁寧にアドバイス

わからないときだけ、お兄さんやお姉さんが丁寧にアドバイス

この日、フォーラムエイト東京本社のセミナールームでは5人の子どもたちが参加していましたが、それだけではありません。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

全国8カ所をテレビ会議

 

システムでつなぎ、同時開催していたのです。

テレビ会議システムで見た全国8カ所の会場

テレビ会議システムで見た全国8カ所の会場

画面上で参加人数を数えてみたところ札幌5人、仙台10人、名古屋5人、金沢3人、大阪6人、福岡2人、宮崎1人と、合計40人近い子どもたちが、この作業に没頭していたことになります。

最後に行われた作品発表では、各会場から1作品ずつがプレゼンテーションされました。

大阪の子は、2つの3Dモデルを組み合わせて梅田のランドマークである赤い観覧車付きビルを作り、仙台の子は巨大イソギンチャクなどを配置したファンタジー感あふれるユニークな作品を発表していました。

梅田のランドマークである赤い観覧車を再現。大阪より

梅田のランドマークである赤い観覧車を再現。大阪より

巨大イソギンチャクを配置した作品。仙台より

巨大イソギンチャクを配置した作品。仙台より

フォーラムエイトは2014年8月以来、このセミナーを学校の休み期間に開催しており、今回で5回目になります。

好評につき、毎回、参加者が増えているとのことで、今年は3月29日~30日、8月4日~5日ににも同じ会場で開催されます。

このセミナーの参加者から、未来のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)を担う設計者が続々と出てきそうですね。

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