管理人のイエイリです。
オートデスクは昨年末、同社の製造業向け3次元CADソフト「Inventor 2016」のサブスクリプションユーザー向けに、新しいコラボレーションサービス「Inventor Connected Design」を開始しました。
そのサービスのプレスリリースで、
ナ、ナ、ナ、ナント、
Inventor2016がIFC形式
に対応していることが明らかにされたのです。
このサービスは、同社のクラウドサービス「A360」を使ったもので、設計プロジェクトのメンバーが、クラウドを通じてコラボレーションできる環境を提供するものです。
各メンバーは場所を問わずに設計データにアクセスしたり、設計内容を3Dで確認したりすることができます。
Inventorは、設備機器メーカーでエレベーターやエスカレーターなどの設計に使われています。
これまではBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフト「Revit」用のRFAファイル形式や、同社ソフト間でのデータ交換に使うADSKファイル形式でのデータ出力ができましたが、最新版のInventor
2016から、新たにBIMモデルデータ交換標準のIFCファイル形式の書き出しが追加されたのです。
これは、Inventorのデータが
他社のBIMソフト
でも活用しやすくなることを意味します。
BIM界では昨年、BIMパーツの標準化やユーザーへの配布を効率化するため、「BIMライブラリーコンソーシアム」が設立され、2017年度から運用を開始するなど、建材・設備のBIMパーツ流通の動きが加速しつつあります。
これからますます、製造業と建設業のデータ交換が活発化しそうですね。
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