製造業からBIMへデータ交換!あのInventorがIFC対応になっていた
2016年2月2日

管理人のイエイリです。

オートデスクは昨年末、同社の製造業向け3次元CADソフト「Inventor 2016」のサブスクリプションユーザー向けに、新しいコラボレーションサービス「Inventor Connected Design」を開始しました。

そのサービスのプレスリリースで、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

Inventor2016がIFC形式

 

に対応していることが明らかにされたのです。

Inventorで作成した建材・設備のモデルをIFC形式に書き出しているところ(資料:オートデスク)

Inventorで作成した建材・設備のモデルをIFC形式に書き出しているところ(資料:オートデスク)

このサービスは、同社のクラウドサービス「A360」を使ったもので、設計プロジェクトのメンバーが、クラウドを通じてコラボレーションできる環境を提供するものです。

各メンバーは場所を問わずに設計データにアクセスしたり、設計内容を3Dで確認したりすることができます。

Inventorは、設備機器メーカーでエレベーターやエスカレーターなどの設計に使われています。

これまではBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフト「Revit」用のRFAファイル形式や、同社ソフト間でのデータ交換に使うADSKファイル形式でのデータ出力ができましたが、最新版のInventor
2016から、新たにBIMモデルデータ交換標準のIFCファイル形式の書き出しが追加されたのです。

これは、Inventorのデータが

 

他社のBIMソフト

 

でも活用しやすくなることを意味します。

BIM界では昨年、BIMパーツの標準化やユーザーへの配布を効率化するため、「BIMライブラリーコンソーシアム」が設立され、2017年度から運用を開始するなど、建材・設備のBIMパーツ流通の動きが加速しつつあります。

これからますます、製造業と建設業のデータ交換が活発化しそうですね。

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