プレゼンから確認申請まで!2つのソフトが合体した住宅CAD「ALTA SS」
2016年7月28日

建築設計のワークフローでは、施主に対する初期のプレゼンと、プランを詳細化して建築確認申請まで持っていく設計の2段階があります。

普通はそれぞれ、別のソフトを使って行うことが一般的です。例えば、SketchUpなどの3Dデザインソフトで概略のプランをプレゼンします。

そして、プランが具体化してきたらRevitやARCHICADなどのBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフトで設計を詳細化していくという方法です。

こうした建築設計のワークフローをシームレスに行うため、コンピュータシステム研究所(本社:東京都新宿区)は、住宅用の新しい3次元CADシステム「ALTA SS」を7月25日に発売しました。

新発売された住宅用3次元CADシステム「ALTA SS」(以下の資料:コンピュータシステム研究所)

新発売された住宅用3次元CADシステム「ALTA SS」(以下の資料:コンピュータシステム研究所)

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

プレゼンと設計のソフトを合体

 

させて、新感覚の住宅用CADを作ってしまったのです。

住宅プレゼンソフト「ALTA」と住宅設計CAD「SuperSoft II」を合体させて、「ALTA SS」が誕生した

住宅プレゼンソフト「ALTA」と住宅設計CAD「SuperSoft II」を合体させて、「ALTA SS」が誕生した

ALTA SSの画面。プレゼンと図面の両方が連動する様子がわかる

ALTA SSの画面。プレゼンと図面の両方が連動する様子がわかる

合体させたのは、2011年6月にリリースした同社のプレゼンソフト「ALTA」と、約30年物実績を誇る住宅CAD「Super Soft II」です。

プレゼン段階では、部材を選んで3Dモデル上に配置するだけで誰もが簡単・スピーディーにプランの作成ができます。

外壁を透視したスケルトン表示や断面表示もできるので、初期段階で住宅の内容をかなり精密に決めることができます。

プレゼン機能。傾斜地の表現もこの通り

プレゼン機能。傾斜地の表現もこの通り

こうして、住宅の概略設計が決まったら、作成した3Dプランから実施設計用の各種図面を自動的に作成します。

作図効率を高める様々な機能を搭載しているため、設計者の経験や

 

スキルの差を感じさせない

 

図面作成が行えます。

平面詳細図のクオリティー

平面詳細図のクオリティー

矩計図もしっかり表現

矩計図もしっかり表現

さらに建築確認申請や長期優良住宅、性能表示などの申請に必要な図面や申請書を一括で出力します。また、最新の法改正にも素早く対応できます。

豊富なチェック機能が搭載されているので、申請図書を正確に作成でき、設計者の負担も軽くなります。

建築確認申請で使われる建具表

建築確認申請で使われる建具表

斜線制限などの法規チェックも

斜線制限などの法規チェックも

プランをしっかり作り、後の設計工程は大幅に自動化するというソフトの考え方は、まさにフロントローディングですね。

気になるお値段ですが、1年間の保守契約と、訪問操作指導を含んで150万円(税別)とのことです。

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