隈研吾氏がBIM審査!木更津を舞台に「BLJ2016」がスタート
2016年10月4日

管理人のイエイリです。

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を使った仮想設計コンペ、「Build Live Japan 2016」(以下、BLJ。主催:buildingSMART Japan)が昨日(10月3日)の13時にスタート、10月7日の13時まで96時間の熱戦の火ぶたが切られました。

BLJ2016の公式ブログ(以下の資料:buildingSMART)

BLJ2016の公式ブログ(以下の資料:buildingSMART)

“日本のBIM元年”と言われる2009年から毎年、恒例のBIMイベントですが、今回は開催直前の9月28日に、ビッグニュースが飛び込んできました。

審査員に、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

建築家の隈研吾氏

 

が就任したのです。

BIMの作品に対して、隈氏から直々の評価をもらえるとは、参加チームはラッキーですね。

このほか、審査チームには明治大学教授の小林正美氏、日経BP社の安達功氏、そしてbuildingSMARTが名を連ねています。

9月28日に電撃発表された審査員

9月28日に電撃発表された審査員

今回の課題敷地は、千葉・JR木更津駅前です。現在、時間貸し駐車場になっているところに、千葉県民や企業などが使うサテライトオフィスを設計せよ、というのが今回の課題です。

コンペのスタートと同時に発表された課題には、建物の規模は約6000m2であることと、オフィスや工房、ショールームなどの所要面積が記載されています。

JR木更津駅東口に実在する課題敷地

JR木更津駅東口に実在する課題敷地

課題の全体コンセプト

課題の全体コンセプト

施設に求められる部屋の種類とスペース

施設に求められる部屋の種類とスペース

今回の参加チームは8つです。うち、学生チームが7つを占め、社会人チームとして唯一、参加しているのは

 

前田建設工業

 

のチーム「スカンクワークス」だけとなりました。

同社は2009年の第1回から、連続出場しており、通常の業務の傍ら、コンペにも参加しています。BLJでBIM活用の機動力を磨くとともに、若手設計者をチームリーダーとして育成する機会になっているようです。

また、学生チームは“常勝”の芝浦工業大学から3チーム参加しているほか、インターナショナルデザインアカデミーから2チーム、そして中部大学と国士舘大学が参加しています。

BLJ2016の参加チーム
ヨルトノ 芝浦工業大学
•ゲキダンエイト 芝浦工業大学
•芝タモリ 芝浦工業大学
•中部大学-Kisarazu Lab- 中部大学
•スカンクワークス 前田建設工業株式会社
•IDA-やっこ- インターナショナルデザインアカデミー
•IDAなんくるないさぁ~ インターナショナルデザインアカデミー
•K-archi 国士舘大学

審査会は10月中旬、結果公表は11月中旬に行われます。地方都市の駅前に建つサテライトオフィスという新しい施設の機能や活用イメージを、BIMによってどう表現するかがとらわれそうですね。

2015年までは、イベント「ArchiFuture」の中で最終審査や授賞式が行われていましたが、今回は変わったようです。

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