管理人のイエイリです。
現実の風景に、実寸大の図面やBIMモデルを重ねて見られるAR(拡張現実)デバイスとして、マイクロソフトの「HoloLens」が、建設関係者の間で注目を集めています。
6月8日の記事で、インフォマティクスが東京大学本郷キャンパスで、同社開発のソフト「GyroEye Holo」を使って、鴻池組が施工するビル現場の床にCAD図面を表示する実証実験を紹介しました。
そして同社は、6月21日~23日、東京ビッグサイトで開催中の「第25回 3D&バーチャル リアリティ展」で、さらなるチャレンジを行ったのです。
インフォマティクスの展示ブースで
ナ、ナ、ナ、ナント、
HoloLensによる内装工事
にチャレンジしたのです。
HoloLensを通して、ブース内壁に張るサインやパネルなどの位置が現場に重なって見えるので、作業はスイスイと進みます。
これまでのように、図面と現場を見比べながら、メジャーで墨出して、ようやくパネルを設置するといった手間がありません。
いったい、新野さんの目には、どのように現場が見えていたのでしょうか。次の映像を見ると、なかなかの精度であることがわかります。
この画期的な内装工事に果敢に挑戦したのは、アートステーションのサイン職人、新野勝さんです。
施工後は、
「これは便利だ!」
と、興奮した様子で話していたそうです。
ベテランの職人さんもうならせるHoloLensは、これからの工事現場を大きく変えていくかもしれませんね。
自分も体験してみたいという方は、6月23日まで、小間番号「47-9」のインフォマティクスブースでどうぞ。
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