管理人のイエイリです。
オートデスクの「AutoCAD」と言えば、Windows版しかないと思っている人も多いと思いますが、実はこれまでもMac OSで動作するAutoCADが存在していました。
しかし、英語版とフランス語版しかなかったせいか、私は日本でMac上でAutoCADを使っている人を見かけたことがありません。
ところが昨日(2018年12月3日)、ビックリするニュースが飛び込んできました。
Mac OS用に
ナ、ナ、ナ、ナント、
日本語版のAutoCAD
が、発売されたというのです。(オートデスクのリリースはこちら)
正式なソフト名は「Autodesk AutoCAD 2019 for Mac」といい、Windows版のAutoCAD用に建築や設備など様々な業種別機能を追加する「AutoCAD
including specialized toolsets」に含まれる形で提供されます。
業種別機能はWindows版のみが提供されているため、Mac OS用のAutoCADは汎用CADとしてのみ使えます。
●「AutoCAD including specialized toolsets」に含まれる機能
•Autodesk AutoCAD 2019 for Mac •Autodesk AutoCAD 2019 •Architecture ツールセット •Mechanical ツールセット •Electrical ツールセット •MEP ツールセット •Plant 3D ツールセット •Map 3D ツールセット •Raster Design ツールセット •AutoCAD モバイルアプリ •AutoCAD Web アプリ (https://web.autocad.com) |
気になるお値段ですが、1年ごとにソフト使用料を払う「サブスクリプション」契約となっており、18万5000円(シングルユーザー、1年間サブスクリプションの場合)となっています。
また、2次元CADの「AutoCAD LT 2019 for Mac」も同時に発売されました。こちらは5万8000円(同)となっています。
Windows版のAutoCAD LT(2013版以降)を持っているユーザーは、
クロスプラットフォーム
ライセンスを適用して、WindowsまたはMacのどちらかで使えます。
建設業界で広く普及しているAutoCADのMac OS版が日本語化されたことで、MacでもAutoCADユーザーが増えてくるのでしょうか。AutoCADのイメージが、ちょっとオシャレになったような気がします。