川底も3D計測!日本初のドローン用グリーンレーザーをパスコが発売
2019年4月26日

管理人のイエイリです。

ドローン(無人機)による地形の3D測量は、これまで空撮した連続写真をパソコンで解析し、3Dモデルを作る方法が一般的でしたが、ドローンにレーザースキャナーを積んで空中から測量する方法も注目を集めています。

その中でも「グリーンレーザースキャナー」と呼ばれるタイプは、河川や海岸線などを計測したとき、レーザー光が水底まで届いて水の中の地形まで3D計測できるという優れた性能を持っています。

当ブログでも2019年2月5日付けの記事で、パスコアミューズワンセルフが「日本初」のドローン搭載型グリーンレーザースキャナーを開発したことをお伝えしました。

ドローン搭載用のグリーンレーザースキャナ-。陸上と水底からの反射波を識別し、3D計測が行える(資料:パスコ、アミューズワンセルフ)

ドローン搭載用のグリーンレーザースキャナ-。陸上と水底からの反射波を識別し、3D計測が行える(資料:パスコ、アミューズワンセルフ)

ドローンに搭載したグリーンレーザースキャナー(以下の写真、資料:パスコ)

ドローンに搭載したグリーンレーザースキャナー(以下の写真、資料:パスコ)

そして2019年度から、このグリーンレーザースキャナーを

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

パスコが販売

 

することになったのです。(パスコのプレスリリースはこちら

このほか、パスコは操縦や計測作業の支援、データマネジメント用ソフトの提供、3Dデータの加工・解析サービス事業を本格的に開始します。

販売代理店契約を締結したパスコの島村秀樹代表取締役社長(左)とアミューズワンセルフの佐野ひかる代表取締役(右)

販売代理店契約を締結したパスコの島村秀樹代表取締役社長(左)とアミューズワンセルフの佐野ひかる代表取締役(右)

このグリーンレーザースキャナーは、「TDOT GREEN」というもので、開発元はアミューズワンセルフです。積載可能重量3kg以上のドローンに搭載でき、上空から地上や水底の3D形状を面的に計測できます。

従来は地上と水底を別々の方法で計測し、その結果を合成していたため、時間と手間がかかっていました。

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グリーンレーザースキャナーで計測した「河川3次元鳥瞰図」(上)と「海岸線標高断彩図」(下)

グリーンレーザースキャナーで計測した「河川3次元鳥瞰図」(上)と「海岸線標高断彩図」(下)

このほかパスコは、航空機搭載型のグリーンレーザースキャナーや地上型・車載型のレーザースキャナー、船に搭載するナローマルチソナーなどの計測手法と組み合わせることで、

 

地上から水底まで

 

のシームレスな3Dデータの計測から活用までをサポートしていくとのことです。

気になるお値段ですが、プレスリリースには記載されていませんでした。ご興味のある方は、パスコのカスタマーセンター(TEL:0120-494-800)やウェブサイトの問い合わせフォームで、聞いてみてはいかがでしょうか。

【ご挨拶】
いつも「建設ITブログ」をご愛読いただき、ありがとうございます。これが平成最後の記事となります。4/27~5/6はブログ、メルマガともお休みをいただき、5/7から令和時代の建設ITワールドが始まります。ご期待ください。

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