管理人のイエイリです。
ドローン(無人機)による地形の3D測量は、これまで空撮した連続写真をパソコンで解析し、3Dモデルを作る方法が一般的でしたが、ドローンにレーザースキャナーを積んで空中から測量する方法も注目を集めています。
その中でも「グリーンレーザースキャナー」と呼ばれるタイプは、河川や海岸線などを計測したとき、レーザー光が水底まで届いて水の中の地形まで3D計測できるという優れた性能を持っています。
当ブログでも2019年2月5日付けの記事で、パスコとアミューズワンセルフが「日本初」のドローン搭載型グリーンレーザースキャナーを開発したことをお伝えしました。
そして2019年度から、このグリーンレーザースキャナーを
ナ、ナ、ナ、ナント、
パスコが販売
することになったのです。(パスコのプレスリリースはこちら)
このほか、パスコは操縦や計測作業の支援、データマネジメント用ソフトの提供、3Dデータの加工・解析サービス事業を本格的に開始します。
このグリーンレーザースキャナーは、「TDOT GREEN」というもので、開発元はアミューズワンセルフです。積載可能重量3kg以上のドローンに搭載でき、上空から地上や水底の3D形状を面的に計測できます。
従来は地上と水底を別々の方法で計測し、その結果を合成していたため、時間と手間がかかっていました。
このほかパスコは、航空機搭載型のグリーンレーザースキャナーや地上型・車載型のレーザースキャナー、船に搭載するナローマルチソナーなどの計測手法と組み合わせることで、
地上から水底まで
のシームレスな3Dデータの計測から活用までをサポートしていくとのことです。
気になるお値段ですが、プレスリリースには記載されていませんでした。ご興味のある方は、パスコのカスタマーセンター(TEL:0120-494-800)やウェブサイトの問い合わせフォームで、聞いてみてはいかがでしょうか。
【ご挨拶】
いつも「建設ITブログ」をご愛読いただき、ありがとうございます。これが平成最後の記事となります。4/27~5/6はブログ、メルマガともお休みをいただき、5/7から令和時代の建設ITワールドが始まります。ご期待ください。