杉孝と積木製作がHoloLens2で足場の安全教育!3D作業員が目の前で転落
2021年7月13日

管理人のイエイリです。

工事現場の安全管理では、足場の安全点検は非常に重要です。しかし、現在の足場の状況から「次に何が起こるのか」を予測し、必要な対策をとるには、長年の現場経験に基づく知識や経験が必要でした。

例えば、一般に足場板のすき間は3cm以下となっていますが、これより大きなすき間があっても「足が落ちなければいいや」と見逃していると大変なことになります。足が落ちなくても、鋼管が落下するという別の事故発生の可能性があるからです。

足場点検者は、足場板のすき間を見たとき、資材の落下事故を予測する能力が求められる(以下の資料、写真:杉孝)

そこで足場のレンタル会社、杉孝(本社:神奈川県横浜市)と、VR(仮想現実)やMR(複合現実)に強い積木製作(本社:)は、足場の安全点検を効率的に訓練できる「SUGIKO MR 足場安全教育コンテンツ」を共同開発し、2021年の春からサービスを開始しました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

会議室内にバーチャルな足場

を再現し、現場さながらの足場点検教育ができるのです。(杉孝のプレスリリースはこちら

足場の安全教育に使われるMRデバイス「HoloLens2」

会議室にMRで再現した足場のイメージ

MRデバイス「Microsoft Hololens2」に足場の3Dモデルを読み込み、講師と5人の受講者が目の前に実物大で現れる同じ足場を見ながら、足場点検の方法を学べます。

単管足場や枠組足場、くさび式足場を部材一つ一つに至るまで、スケールを変えながら忠実に再現できるため、細かな部分の不安全箇所を探す訓練が行えます。

また、脚立を開いて固定する作業を体験したり、足場を見ながら災害事例のCG動画を再生したりすることもできます。

先行手すり足場を会議室内で再現した例

壁つなぎ間隔などの確認方法などの講習では、模型のようにスケールを縮小して見ることもできる

脚立の安全な固定方法を体験しているところ

事故事例のCG映像を再生

杉孝の安全教育の特徴は、事故を事前に“体験”することによって、絶対に事故は起こすまいという気持ちを植え付ける「エモーショナル」な部分に力を入れていることです。

このMRコンテンツでは、3D作業員が登場し、脚立の上に立って電球を取り換える作業を行います。

脚立の上に立って電球を取り換える3D作業員

その瞬間、3D作業員が

目の前で墜落

し、床に倒れるというショッキングな体験も行えるのです。

目の前で墜落する3D作業員

床に倒れ込んだ3D作業員。脚立の上に立って作業した結果、どうなるかが脳裏に焼き付けられる

杉孝はこれまで、足場ユーザーの建設会社向けに足場の点検訓練の手伝いをしていきましたが、MRコンテンツを使うことで足場材を設置した場所が不要になり、天候にも左右されない安全教育が可能になりました。

今後は、現場の効率化や生産性向上といった面でも、このMRシステムを活用し、足場のDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいく方針です。

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