ドローンとロボットで外壁塗装! アイ・ロボティクスと日本製鉄らが現場で実証
2021年11月16日

管理人のイエイリです。

工場の建屋やプラント設備などは、高度成長期に建設されたものが多く、人手不足の中、いかに維持管理を行っていくかという課題が顕在化しています。

建屋などの外壁塗装はこれまで、足場をかけて作業するのが普通でしたが、多くの人手やコストが必要になってしまいます。

そこでアイ・ロボティクス(本社:東京都渋谷区)、日本製鉄(本社:東京都千代田区)、日鉄テックスエンジ(本社:東京都千代田区)は、画期的な塗装方法を開発しています。

ナ、ナ、ナ、ナント、

ドローンでロボットを吊り上げ

ながら、建物などの外壁塗装を行う「ドローン壁面補修ソリューション」なのです。(アイ・ロボティクスのプレスリリースはこちら

ドローンで塗装ロボットを吊り上げて外壁塗装を行う「ドローン壁面補修ソリューション」(以下の資料、写真:アイ・ロボティクス)

空中を飛ぶドローンの位置を高精度に行うことは難しいうえ、ドローンに塗装機を搭載した場合、重心位置を調整するのが課題でした。

そのため、ドローンから直接、塗料を噴射して壁面を塗装する方法は難しく、実運用までは至っていませんでした。

この問題を解決するために導入したのが、外壁吸着ロボットです。塗装用のノズルと壁面までの作業距離を一定に保つことができ、電動ウインチで上下移動に活用することで、移動速度を一定に制御することができます。

また、仮設足場や養生シートがない現場で、塗料が周囲に飛散するのを防ぐために、通常のエアレス式塗装ガンに代えて低圧式塗装ガンを採用し、

エアカーテンなどでハード面

の対策も強化しました。

3社はこのほど、日本製鉄の製鉄所構内でこのシステムの実証実験を行い、位置精度の確保や資材補給の方法、塗料の飛散防止養生対策などについての実用性を確認しました。

実証実験中の現場 。ドローンが外壁吸着ロボットを吊り上げながら塗装を行っている

ロボットに高圧洗浄装置を搭載し、作業を行っているところ(左)。実証実験後の現場。壁の塗装が行われた(右)

ドローンでロボットを吊り上げるという話を聞いて、初めは信じられませんでしたが、最近は数十キログラムの荷物を運搬できるドローンも実用化されています。

今回の方法は、ドローンは位置決めすることなく、単純にロボットを引っ張り上げるだけでよいのでパワーも十分に発揮できそうです。なかなか、うまい方法を考えついたものだと、感心した次第です。

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