管理人のイエイリです。
セーフィー(本社:東京都品川区)と言えば、工事現場向けの様々なWEBカメラのレンタルサービスで知られています。
「いつでもどこでも、カメラの映像を確認できる映像プラットフォームを提供する会社」という、同社の理念を実現するための重要な装置が、「Safie Connect」という装置です。
映像や音声の伝送に使われる「HDMI出力」に対応したこのルーター機器は、ドローン(無人機)で撮影した映像をリアルタイムに伝送するのに使われています。
同社はこのほど、Safie Connectを使った新サービスの提供を始めました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
グループ通話機能
を追加したのです。(セーフィーのプレスリリースはこちら)
つまり、ドローンからの映像を一方的に流すだけでなく、その回線を使って各ユーザーからの「声」も共有できるようにしたわけです。
その結果、遠隔地にいる複数の現場管理者が、ドローンから送られてきた映像を見ながら、ドローンパイロットに「そこで降下して詳しい映像を送ってくれ」とか、「もうちょっと右の方に移動して状況を映してくれ」とか、リアルタイムに指示することができるようになりました。
通常のドローン映像を共有する機能の中で、“オンライン会議”ができ、パイロットはらリアルタイムな指示を受けながら操縦に集中できます。
グループ通話には、
最大16人が参加
することができます。
また、クラウドに保存された映像には、グループ通話の音声も残るため、映像データを報告資料などに活用することもできます。
セーフィーでは、機器一式とLTE通信、クラウド録画をパッケージにしたレンタルプランの提供を予定しています。ドローンやカメラは、現場側で用意します。
Safie Connectの機器として使っているのは、京セラの「K5G-C-100A」というローカル5G回線構築用のルーターなので、性能も高そうです。
ドローンの実況中継を見ながらのオンライン会議は、自然災害が発生した時などに、短時間で効率的な情報収集を図るのにも、強力な武器になりそうですね。