LANケーブルを穴開けなしで壁貫通! サンワサプライがすき間配線用の超薄型ケーブルを発売
2024年9月30日

管理人のイエイリです。

防犯カメラやWi-Fi用のアンテナなどの屋外用LAN機器を設置するとき、どのようにLANケーブルを壁や窓を通過させて室内のパソコンにつなぐかという問題に悩んでおられる方は多いのではないでしょうか。

そんなお困りごとを解決するため、サンワサプライ(本社:岡山市北区)は、厚さ1.9mmの超薄型のLANケーブル「500-LAN5E-FLFF」を、2024年9月27日に発売しました。

超薄型のLANケーブル(以下の写真、資料:サンワサプライ)

超薄型のLANケーブル(以下の写真、資料:サンワサプライ)

アルミサッシ端部のギザギザに沿って取り付けることで、

ナ、ナ、ナ、ナント、

LANケーブルを壁貫通

できるのです。(サンワサプライのプレスリリースはこちら

アルミサッシの端部のギザギザに沿って取り付けたところ(左)。そのままサッシ窓を閉めて施錠できる(右)

アルミサッシの端部のギザギザに沿って取り付けたところ(左)。そのままサッシ窓を閉めて施錠できる(右)

開き戸を通過させる場合の配線方法

開き戸を通過させる場合の配線方法

LANケーブルの取り付けは両面テープまたはネジで行う

LANケーブルの取り付けは両面テープまたはネジで行う

開き戸にも使えるので、マンションの玄関扉を通過させたり、室内の部屋同士をつないだりする場合にも使えそうですね。

ケーブルの両端にはRJ-45メスコネクターが付いており、LANケーブルの中継タイプとなっています。サッシなどを通過させる極薄部分は、アルミテープで強化されています。

筆者は以前、普通の薄型LANケーブルを粘着テープでドア枠の隅に張り付けて、ドアを通過させたことがありますが、テープがはがれたり、LANケーブルとドアが接触したりして、耐久性の点で問題がありました。

その点、この製品はアルミテープで補強されているので、ドアの断面形状に合わせてケーブルの形が決まるので、安心ですね。

一方、コネクター部分は屋外仕様ではないので、必ず防水テープを巻くなどの処理を施してください。

屋外のコネクター周囲は防水テープなどで防護する

屋外のコネクター周囲は防水テープなどで防護する

LANケーブルはカテゴリ5e、1000BASE-T規格で、データと電力を同時に送れる「PoE (Power over Ethernet) 」に対応しているので

屋外機器に給電

することもできます。

LANケーブルの規格や各部の寸法

LANケーブルの規格や各部の寸法

この超薄型LANケーブルは、サンワサプライの直販サイト「サンワダイレクト」で、「すきま用LANケーブル カテゴリ5e 44cm 両面テープ 木ネジ 取付 窓 ドア フラットケーブル」(型番:500-LAN5E-FLFF)という商品名で販売されており、気になるお値段は、1800円(税別)です。

建設現場では、現場事務所と屋外をLANケーブルでつなぐことが多いので、壁に穴を開けることなく、手軽にLANケーブルを壁貫通できるこの製品は、重宝しそうですね。

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