裸眼で立体視できる27インチモニターを日本エイサーが発売! 直販価格は約25万円とリーズナブルに
2024年10月2日

管理人のイエイリです。

BIM/CIMソフトでのプレゼンテーションや、建設機械の遠隔操作などでは、奥行き感のある映像が見られると、よりリアルで作業性が高まりそうです。

これまではVR(仮想現実)ゴーグルや、3Dメガネをかけてみる3Dモニターなどがありましたが、長時間、映像を見ていると疲れてしまいがちでした。

日本エイサー(本社:東京都新宿区)は、そんな建設実務者のお困りごとを解決してくれる27インチモニター「Acer SpatialLabs View Pro
27 ASV27-2P」という新製品を発売しました。

2024年9月27日に発売された新製品「Acer SpatialLabs View Pro 27 ASV27-2P」(以下の資料:日本エイサー)

2024年9月27日に発売された新製品「Acer SpatialLabs View Pro 27 ASV27-2P」(以下の資料:日本エイサー)

BIM/CIMモデルなどの3Dコンテンツを、

ナ、ナ、ナ、ナント、

裸眼で3D立体視

できるのです。(日本エイサーのプレスリリースはこちら

BIM/CIMソフトなどで作成した建物や街並みの3Dモデルをこのモニターで見ると、こんな感じで飛び出してきそうだ(画像はもちろんイメージです)

BIM/CIMソフトなどで作成した建物や街並みの3Dモデルをこのモニターで見ると、こんな感じで飛び出してきそうだ(画像はもちろんイメージです)

モニター上部の両端には高性能トラッキングカメラが2台ついており、目と顔の位置をリアルタイムに追跡して、鮮明な立体映像を表示します。

モニターの表面には光学レンズがあり、左右の目に見せるイメージセットを作成し、3D表示を行います。

また、2Dモードに切り替えることもでき、2D画像や映像を疑似的な3D化を行うAI(人工知能)も搭載しています。

モニター下部の両端2カ所にはスピーカーが付いており、左右の耳の位置に合わせて

音声を立体的に再現

できるようになっています。

モニターの下端に設置されているスピーカー

モニターの下端に設置されているスピーカー

ユーザーの耳の位置を認識して、2カ所のスピーカーからそれに合わせた音を出すイメージ

ユーザーの耳の位置を認識して、2カ所のスピーカーからそれに合わせた音を出すイメージ

3Dの立体視映像と、立体的な再現された音声を合わせて視聴すると迫力ある体験ができそうだ(画像はもちろんイメージです)

3Dの立体視映像と、立体的な再現された音声を合わせて視聴すると迫力ある体験ができそうだ(画像はもちろんイメージです)

気になるお値段はオープンプライスですが、2024年10月4日に発売する「Acer公式オンラインストア」では、24万9800円(税込み)と、従来の同等製品に比べて半額以下とリーズナブルです。

ただ、すべてのパソコン、ソフトでですぐに裸眼立体視ができるわけではなさそうです。

パソコンのスペックは、CPUがIntel Core i7以上、GPUにはNVIDIA GeForce RTX 2080またはRTX 3070 Ti Laptop GPU以上が必要です。

ソフトで生成された3Dデータを3D表示するアプリとして「SpatialLabs Model Viewer」が付属しており、対応フォーマットは、「FBX、OBJ、3DS、IGES、GCO、​DAE (COLLADA)、GCODE、STP、glb、glTF、IGS、STEP」となっています。

また、無償のアドオンソフト「Acer SpatialLabs Experience Center Professional」が用意されており、Autodesk Inventor、Autodesk Fusion、Autodesk 3ds Max 、Blender、Sketchup、ZBrush、Cura、Rhinocerosの各ソフトに対応しています。

このほか、同社の「SpatialLabs」で、Unreal EngineやUnityもSteamVRなどに対応した、各種開発者向けツールも提供されています。

このモニターの購入にあたっては、裸眼立体視で使いたいソフトやデータ形式が対応しているか、事前によく確かめてくださいね。

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