Highlandersがパワフルな四足歩行ロボを開発! 総重量60kgの堅牢なボディーで危険な重労働向き
2025年5月13日

管理人のイエイリです。

障害物が多い建設現場での施工管理や維持管理に、四足歩行ロボットが使われ始めています。

これまでのロボットは、搭載できる機器の重さが十数キログラムで、測量機器やカメラなどを載せて撮影するのが主な目的でした。

そこで東京大学発のスタートアップ、Highlanders(ハイランダーズ)(本社:東京都豊島区)は、さらに大型の機材を搭載して不整地や段差の多い現場で使える四足歩行ロボット「HLQ Pro」を開発し、2025年5月12日よりベータ版の提供を開始しました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

総重量は約60kg

で、最大積載重量は20kgと、従来の四足歩行ロボットに比べてワンランク上のパワーを持っているのです。(Highlandersのプレスリリースはこちら

パワフルな四足歩行ロボット「HLQ Pro」の外観(写真:Highlanders)

パワフルな四足歩行ロボット「HLQ Pro」の外観(写真:Highlanders)

独自設計の堅牢なフレームには、荷物や機器を搭載するマウントや給電ポートを多数備えており、消火器や化学剤検知器など最大20kgを安全に運べます。

移動には、強化学習を施したAI(人工知能)による歩行制御アルゴリズムを使用し、障害物や地形の変化をセンサーで検知。「リアルタイムで地形を解析し、最適な歩行ルートを選択しながら自律走行します。

移動速度は毎秒2.5mで、35度の登坂能力を持ち、30cmの段差を乗り越えられます。バッテリーは最大4時間稼働します。

防塵・防滴性能は「IP54相当」で、粉塵の舞う現場や水しぶきにも耐え、過酷な環境でも継続的に任務を果たします。

このほかの特徴としては、

保護服を着用

していることです。

過酷な現場で使用するロボットは汚れや傷が心配ですが、保護服を着ていれば安心して使えそうですね。

●ロボットの仕様:

商品名称LQ Pro H(エイチエルキュープロ)
寸法(スタンバイ状態) W440 x D880 x H570mm
寸法(起立状態) W440 x D880 x H980mm
質量 約60kg(保護服除く)
最大積載重量 20kg(左右均等加重であること)
駆動方式 電動アクチュエータ 12DoF(自由度)
最高移動速度 2.5m/s
踏破性能 30cm段差、35°傾斜
通信方式 無線LAN規格:IEEE 802.11 b/g/n (2.4GHz)
搭載センサー 障害物検知(LiDAR, 3Dカメラ)
(Visited 1 times, 1 visits today)

Translate »