重機に“現物”マシンガイダンス機能を後付け! レンタルのニッケンが「あたら~ん」を開発
2025年6月13日

管理人のイエイリです。

クレーンやフォークリフトなどの重機で作業しているとき、荷物の方に集中するあまり、ブームや車体が天井や壁などに接触したりする事故が発生しがちです。

そこでレンタルのニッケン(本社:東京都港区)は、接触防止ミリ波センサー「あたら~ん」を開発しました。

接触防止ミリ波センサー「あたら~ん」をブーム先端に装着したクレーン(左)とバッテリー部(右)(以下の写真:レンタル)

接触防止ミリ波センサー「あたら~ん」をブーム先端に装着したクレーン(左)とバッテリー部(右)(以下の写真:レンタル)

「IP67」の防塵・防水性能を持つ本体やセンサーには、強力なマグネットがついています。

これを重機の死角になる部分に後付けすることで、壁や天井などとの距離を、

ナ、ナ、ナ、ナント、

ミリメートル単位で計測

し、近づきすぎるとモニターから警告音と光でアラートを出してくれるのです。(レンタルのニッケンのプレスリリースはこちら

重機に付けたモニター。センサーと周囲の障害物が接近すると警告音と光でアラートを出す

重機に付けたモニター。センサーと周囲の障害物が接近すると警告音と光でアラートを出す

まさに、“現物”マシンガイダンス機能を、重機に後付けする感覚で使えるのです。

センサーはバッテリーで動作し、約80時間の連続稼働が可能です。モニター1台に対し、センサー4台までを接続できます。

重機への設置イメージ例(左)。バッテリー部の裏には強力なマグネットが付いている(右)

重機への設置イメージ例(左)。バッテリー部の裏には強力なマグネットが付いている(右)

フォークリフト後部の左右、中央に3台のセンサーを取り付けた例(左)。センサーもマグネットで簡単に設置できる(右)

フォークリフト後部の左右、中央に3台のセンサーを取り付けた例(左)。センサーもマグネットで簡単に設置できる(右)

センサーとモニターは

Bluetoothで無線接続

するので面倒な配線はいりません。

センサーとモニターはBluetoothで接続するので配線は不要。フォークリフトのマスト(左)や高所作業車(右)にも手軽に取り付けられる

センサーとモニターはBluetoothで接続するので配線は不要。フォークリフトのマスト(左)や高所作業車(右)にも手軽に取り付けられる

この製品が開発されたきっかけは、フォークリフトによる人との接触や挟まれ事故が多いことでした。その原因となる視界不良や視覚の見落とし、誘導者不在などの課題を解決するため、「あたら~ん」が誕生しました。

この製品は、2025年6月18日(水)~21日(土)、幕張メッセ(千葉市)で開催される「CSPI-EXPO2025」に出展されます。ご興味のある方は出掛けてみてはいかがでしょうか。

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