大東建託、エアリアルワークスが床下点検ロボを開発! 機動力バツグンの“6輪走行ドローン”
2025年6月16日

管理人のイエイリです。

賃貸住宅では、水漏れやシロアリ被害の有無などを確認するため、大手住宅管理会社や保険会社などでは、1~3年ごとに床下点検を行うことを推奨しています。

ただ、その方法は作業員がサーチライトを持って床下に潜り込み、昔ながらの「ほふく前進」の姿勢で行っていました。

そこで大東建託(本社:東京都港区)とエアリアルワークス(本社:鹿児島市)は、普段使いしやすい床下点検ロボット「MOGRAS6L(モグラス・シックス・エル)」を開発し、2025年6月から試行導入を始めました。

床下点検ロボット「MOGRAS6L」の外観(以下の資料:エアリアルワークス)

床下点検ロボット「MOGRAS6L」の外観(以下の資料:エアリアルワークス)

寸法は幅350mm×長さ480mm×高さ160mm

寸法は幅350mm×長さ480mm×高さ160mm

サイズは幅350mm×長さ480mm×高さ160mmですが、重量はわずか3.4kgと軽く、起動時間は約2分と短いので、手軽に持ち運びでき、すぐに使えるのが特徴です。

床下には配管や段差などの障害物が多く、タイヤ式の点検車は進めないこともよくあります。その点、この点検ロボットは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

高さ174mmの障害物

も乗り越えることができるのです。(大東建託のプレスリリースはこちら

高さ174mmの障害物を乗り越える様子

高さ174mmの障害物を乗り越える様子

逆に高さが165mmあれば、その下をくぐることもできる

逆に高さが165mmあれば、その下をくぐることもできる

6輪の全輪駆動で走行するので速度は最速2.0km/hと速く、左右のタイヤを逆転させるとキャタピラー付きのロボットのように「超信地旋回」も可能です。

ロボットには遠隔操作できるカメラが搭載されており、コントローラーでいろいろな方向に向けて映像をズームで拡大することができます。

また、

360度カメラなども搭載

できるので、赤外線カメラや3Dカメラなどによって様々なデータを取得できます。

360度カメラを搭載したところ

360度カメラを搭載したところ

MOGRAS6Lで撮影した床下の映像

MOGRAS6Lで撮影した床下の映像

まさに、床下のドローン(無人機)といった感じで使えそうです。ドローンと違って、プロペラで粉じんを巻き上げないので、クリアな映像で点検できるのも床下向きでしょう。

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