管理人のイエイリです。
賃貸住宅では、水漏れやシロアリ被害の有無などを確認するため、大手住宅管理会社や保険会社などでは、1~3年ごとに床下点検を行うことを推奨しています。
ただ、その方法は作業員がサーチライトを持って床下に潜り込み、昔ながらの「ほふく前進」の姿勢で行っていました。
そこで大東建託(本社:東京都港区)とエアリアルワークス(本社:鹿児島市)は、普段使いしやすい床下点検ロボット「MOGRAS6L」を開発し、2025年6月から試行導入を始めました。
サイズは幅350mm×長さ480mm×高さ160mmですが、重量はわずか3.4kgと軽く、起動時間は約2分と短いので、手軽に持ち運びでき、すぐに使えるのが特徴です。
床下には配管や段差などの障害物が多く、タイヤ式の点検車は進めないこともよくあります。その点、この点検ロボットは、
ナ、ナ、ナ、ナント、
高さ174mmの障害物
も乗り越えることができるのです。(大東建託のプレスリリースはこちら)
6輪の全輪駆動で走行するので速度は最速2.0km/hと速く、左右のタイヤを逆転させるとキャタピラー付きのロボットのように「超信地旋回」も可能です。
ロボットには遠隔操作できるカメラが搭載されており、コントローラーでいろいろな方向に向けて映像をズームで拡大することができます。
また、
360度カメラなども搭載
できるので、赤外線カメラや3Dカメラなどによって様々なデータを取得できます。
まさに、床下のドローン(無人機)といった感じで使えそうです。ドローンと違って、プロペラで粉じんを巻き上げないので、クリアな映像で点検できるのも床下向きでしょう。
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