AIで図面や書類を“生きた設計データ”に変換! 竹中工務店が「Tektome KnowledgeBuilder」で働き方改革
2025年8月21日

管理人のイエイリです。

過去のプロジェクトで作成した図面や写真、報告書は、貴重な設計資産です。しかし、これらが保存されていたとしても、必要な情報にすぐアクセスできなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。

竹中工務店では、数十万ページに及ぶ過去の図面をデジタルデータとして保管していましたが、特定の情報を目視で探したり、人づてに問い合わせたりする必要があり、過去のノウハウを設計業務に十分に生かし切れていませんでした。

この課題を解決するため、同社はテクトム(本社:東京都渋谷区)の「Tektome KnowledgeBuilder」(以下、KnowledgeBuilder)という建築設計ソリューションを導入しました。

このソリューションによって、大量の設計図面を

ナ、ナ、ナ、ナント、

AIが分類・整理

して、生きた設計データベースとして活用できるようになったのです。(テクトムのプレスリリースはこちら

大量の図面をAIが分類・整理し、データベース化するイメージ(以下の資料:テクトム)

大量の図面をAIが分類・整理し、データベース化するイメージ(以下の資料:テクトム)

KnowledgeBuilderの導入にあたり、竹中工務店では社員の有志が複数のワーキンググループを立ち上げ、竣工図データの構造化を行いました。

3カ月の実証により、メンバー自身が目的に応じて過去の竣工図の検索や、類似プロジェクトの参照、関連数値の一覧化など、実務に直結した情報を容易に引き出せる環境が整いました。

さらに「KnowledgeBuilder」により過去の膨大な竣工図データを取り込み、検索軸の多様化や利便性の向上を図る取り組みを進めています。

これにより、過去の図面に蓄積された知的資産が“生きたデータベース”としてよみがえり、現在のプロジェクトに横展開することで、再設計の削減や品質向上につなげることができます。

KnowledgeBuilderは図面のほか、BIMデータや現場写真、さらには図面に書き込まれた

朱書きの内容

までもデータベース化し、その内容まで検索できるのです。

図面に手描きされた朱書きの内容をデータベース化するイメージ

図面に手描きされた朱書きの内容をデータベース化するイメージ

これまでのデータベースは、図面名や建物用途、図面種別などの検索項目をあらかじめ設定し、それに合わせたデータを図面を見ながら手作業で登録する必要があったので、過去図面のデータベース化は容易ではありませんでした

その点、AIならそんな大変な作業もプログラミング不要な「ノーコード」で簡単に行ってくれます。生成AIによってこれまであきらめていた過去の知的資産を有効活用する道が開けてきたようです。

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