技研製作所のサイレントパイラーがAIで進化!職人芸からデータドリブン施工へ
2025年12月2日

管理人のイエイリです。

1975年の発売から50周年を迎えた技研製作所(本社:高知市)の「サイレントパイラー」は、矢板を地盤に静かに圧入しては前進し、止水壁などを構築していく便利な建設機械として知られています。

一方、その施工方法は、地盤抵抗を読みながら圧入力を調整したり、継手をうまく嵌め込んだりと、長年ベテランの“勘と経験”に依存してきました。

特に都市部の狭小地では、短時間で確実に施工しなければならず、「誰が操作しても安定した施工」が求められるようになっています。

そこで同社は、サイレントパイラーの次世代モデル「SXシリーズ」を開発し、2026年春から順次、発売することになりました。

サイレントパイラーの次世代モデル「SXシリーズ」(以下の写真、資料:技研製作所)

サイレントパイラーの次世代モデル「SXシリーズ」(以下の写真、資料:技研製作所)

従来のように、職人芸に頼るパイラーから、

ナ、ナ、ナ、ナント、

データドリブン化

したパイラーへと進化したのです。(技研製作所のプレスリリースはこちら)

「SXシリーズ」の主な特徴

「SXシリーズ」の主な特徴

SXシリーズは、施工中の圧入力や圧入速度などの情報を同社のクラウドシステム「G-Lab」に蓄積し、そのデータをもとに圧入力や圧入スピードを自動調整します。

また、圧入機の自走操作をワンタッチで自動化できるほか、建て込み位置の自動調整や天端合わせ、継手のはめ合いをアシストする機能もあり、従来は職人が担っていた細かな操作までデジタル化されています。

クラウドシステム「G-Lab」と連携し、スマホから施工データの確認や操作支援が可能に

クラウドシステム「G-Lab」と連携し、スマホから施工データの確認や操作支援が可能に

自走操作をワンタッチで実現できる

自走操作をワンタッチで実現できる

継ぎ手のはめ合いを自動調整(左)、杭の天端位置で圧入を自動停止(右)

継ぎ手のはめ合いを自動調整(左)、杭の天端位置で圧入を自動停止(右)

これにより、熟練者でなくても一定品質の施工が行えるようになり、技能差によるバラつきを抑えられます。

さらに、もう一つ注目すべきポイントは、2026年夏に

AI制御も導入

されることです。

AI(人工知能)がクラウド上に蓄積されたデータを学習し、現場ごとに最適な自動運転を提案する機能が追加されます。

50周年を迎えて進化したSXシリーズは、「職人芸のデジタル化」と「AI制御による知能化」という2つの要素で、杭施工現場のDX化を進めていきそうですね。

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