管理人のイエイリです。
建築や不動産の初期提案では、CGパースが顧客に完成イメージを伝えるツールとして重要です。BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)なら簡単にCGパースが作れますが、まだ受注も決まっていないのにBIMモデルを作るのは大変です。
一方、BIMが苦手な設計者がCGパースを外注するときは、1棟あたり数十万円払い、2~3週間の納期を待つのが一般的です。設計変更のたびに、CGパース修正の手戻りが発生するのがネックですね。
そんな設計者のお困りごとに応えて、Irwin&Co(所在地:東京都渋谷区)は、AI(人工知能)でCGパースを最短2分で作成するサービス「Irwin&Co バクソクパース」をこのほど開始しました。
最近は画像生成AIが注目されていますが、階数が変わったり窓割りが不自然になったりと、建築的に成立しない“それっぽい画像”が出てしまうため、実務で使うのは難しいのが実情です。
その点、このサービスは、
ナ、ナ、ナ、ナント、
設計者が描いた図面
をAIが読み取り、設計に基づいたCGパースを作ってくれるのです。(Irwin&Coのプレスリリースはこちら)
このサービスは従来のAIと違い、平面図・立面図・断面図のほか、容積率・建ぺい率などの基本条件をアップロードするだけで、建築的整合性のある3Dパースを自動生成できることです。
図面に基づいた階数・ボリューム構成を守り、法規条件に沿った外観形状を出力する点が、他の画像生成AIとは決定的に異なります。
同社独自の生成AIは、3D構造上の誤り(ハルシネーション)を防止する仕組みを持っています。そのため、1階と2~4階、5階で面積が異なるような複雑な階構成でも、正確に3D化できます。
階ごとのボリュームの整合が取れているため、「建築可能なパース」を高速に生成でき、実務者も安心して使えます。
さらに、重要事項説明書をPDFやWordのデータで読み込ませることで、
建築基準法などに抵触しない
パースを生成できます。
用途地域や建ぺい率、容積率、斜線制限など、重要事項説明書に含まれる情報をAIが解釈し、外観形状に反映します。
このほか、Google Mapsの位置情報から背景写真を取得し、実際の敷地の街並みに建物をなじませたパースも生成できます。
パースの生成にかかる時間はわずか2分です。気になる使用料ですが、月額10万円台でパース生成は無制限とのことです。
「バクソクパース」があれば、まだBIMを導入していない設計者も、建替え提案や投資案件の説明に効果を発揮しそうです。 初期ボリューム設計から関係者の合意形成までをスピードアップする建設DXツールとして注目したいです。




















